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Aside


私が恥ずかしい事を言ってしまった件は、もう全員に広まっていた

ほかの人たちから、いじられる度に恥ずかしくて

でも、当たり前のように接してくれる感じが、私を迎え入れてくれてるって分かって、ちょっぴり擽ったい


「Aちゃん、夜ご飯食べよ?」

『はい!』

「こっちこっち」

家の中なのに手を差し出され、思わずとる

ふふ、手繋ぐんだ

いつもはクールな彼のギャップ。ときめかない方がおかしいや




『っむ、無理ですっ!こんな贅沢な夜ご飯、!』

「気にせずお食べ?」

『気にしますって!』

いやいや、夜ご飯に旅館のご飯みたいなの出てくるとか…!

「じゃあ全部僕が食べる」

『や、やっぱ食べますっ!』

「食欲には負けるか」

彼はくすっと笑う

私はちょっぴり照れくさくなって、目をそらす

すると彼は蟹の足を一本差し出してきた

「A、食べてみて。美味しいよ」

私はこの言われた通り、はむっとかぶり付いて、骨をすーっと引く

噛むと、甘くて、ジューシーで

『美味しいっ…!』

自然と笑顔になってしまった

すると、彼は優しく微笑んで

「やっぱ君は笑顔が似合うね」

と言った

こんな臭いセリフを爽やかに言えるのって彼だけだと思う



「Aちゃん!」

食べ終わって、中央の部屋で居ると、ころんさんが話しかけてきた

るぅとさんは、やりたいことがあるからと言って、ここには居ない

『はい?』

「面白いものみたくない?」

『面白いものですか…?興味あります!』

「ふふっ、でしょ?見に行こ〜!」

ころんさんは自然に、私の手を取った

あれ、これって…大丈夫なやつ?



鉄の扉の前まで連れてこられて、「覗いてみな」と言われた

扉にガラスが張ってある部分から覗く

そこには、ヘッドフォンをして的らしきものに向かって銃を撃っているるぅとさんがいた

銃の発砲音が聞こえ、びっくりして耳を塞ぐ

「…やっぱすげーよ」

ころんさんがそういった

『え?』

「ほら見て、全弾まとの中央に命中してる」

『…えっ、凄い、!』

すると、気配を感じたのか銃を一回下ろして、こっちを見た

彼はふんわり笑って、手を振った

私も手を振り返す



私の旦那さんは、拳銃片手に笑顔で手を振る、そんな人です


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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時

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