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Aside
「心配しなくたって、僕はA一筋だ」
彼は優しく目を細めた
その顔カッコいいや
「じゃなきゃここまで愛さないだろ?」
『ここまでって…』
彼の方を振り向くと、顎をくいっと上げられる
そして、キスされる
彼に任せようと目を閉じる
彼は私の頭を押さえて離れないようにする
そして近くにいるころんさんは「ねぇ、見せつけないでよ!」と目を隠している
案外ピュアなのか
「二人とも〜って、わぁ」
ななもりさんの声が聞こえて、るぅとさんは慌ててはなす
「っな、なんですか?」
ななもりさんに見られるのが恥ずかしかったのか、顔が赤い
「相変わらず仲いいね、でね、これ見つけたの!」
そんな事には目もくれず、一冊の本を取り出した
「わぁ!懐かしー!」
まず先に声を上げたのはころんさん
「わ!アルバムだあっ!」
るぅとさんも嬉しそうに声を出す
アルバムかぁ…
『私も見たいです!』
「えぇ…はずかしいんだけど」
るぅとさんが照れくさそうに笑う
るぅとさんの小さい頃の写真見てみたい…!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
るぅとside
「懐かしい…」
ぽつりと声を漏らす
これ、高校の体育祭だ
『るぅとさんこの時からイケメンだね』
いつもの声のトーンで言う彼女
顔には出てないけど、心の中では火を吹いている
好きな人から言われたら嬉しいに決まってるじゃん
『わっ!これころんさん!?なんか可愛い…』
「今が可愛くないみたいなのやめろや」
ころちゃんの1歳の時の写真
今と同じ、目がまんまるで大きくて少し丸顔
肌がもちもちしてそうだ
『…あの、気になったんだけど』
『小さい頃からこのお屋敷に居ない?』
「いるけど?」
「俺達全員、生まれも育ちもここだよ」
「だからお互いの黒歴史を把握してるんだよね〜」
ころちゃん、組長、僕、とリズムよく話す
それを優しい瞳で見つめる彼女
『そうなんだ。お母さんとかお父さんは?』
「いるけど、しばらく会ってないよね」
Aの質問に僕が答える
「顔も覚えてないよ」ところちゃん
「んー、俺の父さんは元組長だったからな…」
「組長のお父さん、優しい人だったなぁ…」
僕が昔を思いだしながら言うと組長は、「俺には厳しかったけどね」と半笑いで言った
するとAの携帯がなる
『っあ、ごめんなさい!席はずしますね』
そそくさと退場したA
すると、「あ!これミワちゃんじゃない?」
ころちゃんは女の子を指差した
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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時