２９日目 ページ30
側にいろ…
その意味が分からなかった
「私はヴァリアーってやつには入らないよ？」
ザン「入らなくて良い。ただ俺がいいと言うまで側にいろ」
「何を考え…」
理由を問い詰めようとしたがリング戦ってやつを思い出して言葉が詰まった。
ザンザスは養子だと知らされずに育てられ
今の様に素直になれず人を憎む気持ちに支配されてる
「今の自分が嫌になった？」
ザン「…っ
…俺はただお前に興味が湧いただけだ」
「そっか…」
今までに私のステージの中でこんな顔をした人は来たことがない
疲れた顔や不安事で心に溜め込んだ顔
興味本意で来てくれる人だった。
「私が変えるよ」
でもザンザスはいつも周りを睨み、敵を見る目をしてる
何も信じられていない
だから…
「ザンザスをたくさん笑えるようにする！」
私がその感情を全部背負うよ
…今までみたいに
「よろしくね！」
だから少しずつで良いから素直に笑ってね？
ザン「あぁ」
「へへ」
握手した時ザンザスは小さく笑った
そしたら私は倍の笑顔で笑い返そう
〜ザンザスside〜
“”今の自分が嫌になった？
この言葉に反論できなかった
無償の愛なんて吐き気がする、仲間なんてクソだ
…だけど昔純粋にジジィを信じたように人を信じることが出来るのか不安にもなる
“ザンザスをたくさん笑えるようにする！”
簡単に裏切ることがある世界でコイツは信じてもいいのか？
「よろしくね！」
だけどこの時は無性に頼りたくなった
人にすがるのは好まねぇ…
だけどコイツならいいかもと心のどこかで思い始めていた。
―自室―
ザン「部屋がねぇからもう一つベッドを用意した。
こっち使えよ」
「ダブルベッドだと…？
金持ちじゃないか！！」
ザン「今さら何言ってんだ」
流石に同じベッドで寝るのは(一応)常識を考えて駄目だと思った俺は部屋にベッドを用意した
こういう時、金が余るほどあってよかったと思う
「私だって学費・光熱費・食費で毎日家計簿と向き合う生活してるって言うのに…」
コイツ貧乏なのか
「金持ちずるい！」
そう言いながら出してきたのは電卓と手帳とペン
どこから出したんだと聞こうとしたが凄い早さで電卓を打ちながら手帳に書き込んでいて話し掛けられない
「これ！」
ザン「？」
手帳に書かれてるのは何かの金額のようだ
「ここに残れと言うなら、この給料分まで働かせてもらうから！」
ザン「…あ？」
何言ってんだコイツ…
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真冬(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。望みを言えば、続編とかあってほしいです(^q^) (2015年6月28日 16時) (
レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 完結おめでとうございます！ すごく面白いです！！感動しました！ 続きを書いて欲しいくらいです！！ (2015年4月14日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後、感動しました！！ (2015年3月10日 23時) (レス) id: d3638d306c (このIDを非表示/違反報告)
一般ピーポー(ノ´∀｀*)(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当におもしろかったです！お疲れ様でした！もっと続きを書いて欲しいな…なんて！まぁ欲しいのはほんとですが(汗お疲れ様でした！ (2015年3月10日 20時) (レス) id: d761a0992e (このIDを非表示/違反報告)
めろんそーだ☆(プロフ) - 完結オメです！いつも楽しんで読ませていただきました！ (2015年3月10日 16時) (レス) id: 2dd606d6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうだい | 作成日時：2015年2月22日 21時
