私と成長 ページ41
相手を見据える
檸檬爆弾を取り出そうとすると目の前を峰田くんが横切る
辺りに投げられたもぎもぎにぶつかって弾みながら縦横無尽に跳ね回る
「ふふっ…いいネ面白いよ峰田くん」
もぎもぎを無重力にする
動きは更に不規則になり読み取ることはきっと皆には無理だろう
小大ちゃんは戦闘向きではないが圧田くんは接近主体…
私なら二人とも相手にとっても不足はないがそれでは皆の活躍が見れないだろう？
それでは面白くない
だが此の侭皆の戦いを見ているだけじゃ相澤先生に睨まれてしまう
私も適当に活躍しなければいけない
この二人で持久戦にでも持ち込められそうなのは……
「っ！いつの間に!?」
「余所見は禁物だよ。A冬藍、参る!」
茶化しながら跳んで小大ちゃんの前に移動する
相手には瞬間移動のように感じたらしく慌てて板を大きくして防御された
柳ちゃんのポルターガイストが邪魔をしてきて近づけない
飛んでくるモノを潰すなりしていなしながら考える
時間稼ぎをとも思ったが此の侭では相手に限界がきてしまう
何より暇である
一旦建物の隙間に入り込み行く当てもなくふらふらと進むと麗日ちゃんがいた
彼女は戦闘態勢をとっていたが私だと気付くとあからさまにほっとする
此処は戦場なので何時までも気を抜いてはいけないのだがしょうが無い
敵がきても私が護れば良いだろう
「Aくん！」
「やぁ麗日ちゃん、特に目立った傷もなさそうです良かった。」
緑谷くんはきっと心操くんと闘っているだろう
そして緑谷くんは今度は心操くんの心を救っているのだろう
困っている人を放っとけず、未熟だかどんどん成長していく彼
その姿が大切な後輩の姿に重なる
お茶漬けが大好きで可哀相で可愛い大切な人
彼もまた沢山の人を救い身も心も成長して瞳には確かな意志を宿している彼
最初にあったときのあんなおどおどしていた姿は前世の私の比較的新しい記憶ではもういない
成長して嬉しくも思うが寂しくも思うのは我が子のように可愛がっていたからか…
まぁ本人は兄として慕ってくれていたし国木田くんに行ったら親馬鹿だと頭を軽く叩かれそうだ
「Aくん…?」
「ん?如何したんだい麗日ちゃん」
不安げに私を見上げる麗日ちゃんに柔らかく微笑む
すると彼女は「Aくんが遠くに行っちゃいそうな…消えちゃうような気がして…」
私は困ったように微笑むしか出来なかった
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爽@推しに貢ぎたい隊長(プロフ) - お久しぶりです！ログインした推し隊です。続きがとても気になります！更新頑張ってください (2021年3月26日 15時) (
レス) id: f8f17f4c0f (このIDを非表示/違反報告)
貴方の作品のファン - 続き書いてくださいお願いしますm(_ _;)m (2020年10月24日 21時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
爽@推しに貢ぎたい隊長 - オリジナルのストーリー構成や原作を異能力で崩壊させない…本当にすごいと思います！更新頑張ってください！ あともう治ったかも知れませんが骨折お大事に… (2020年7月20日 18時) (レス) id: c073153657 (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - ヴァンパイア様!コメント有難う御座います!候補として少しストーリーを考えておきます! (2020年6月14日 9時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - 有難うございます……でも後悔はしていない(ｷﾘｯ)更新サボってすみません!頑張ります! (2020年6月14日 9時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪もち | 作成日時：2020年5月29日 8時
