私と洸太くん ページ9
「個性ひけらかして殺し合って、馬鹿みたい」
あぁ…彼はきっと両親か大切な人を殺されてしまったんだ
きっと”ヒーローを目指してる奴“と言っていたから彼の親はヒーローで敵とかにでも殺されたのだろう
「私には大切な友人が居ました」
少し肩がピクッと動いた
人参は切ってるけどちゃんと聴いてくれている
さて…少し昔話でもしますか……
省略
「そして彼は私と友人の手の中で逝ってしまった」
「私は“今は”瀕死の人を直す力がありますが…その時は持っていなかった」
「今でもあの時の事は思い出すだけで嫌気がします。何も出来ず、気付かずに居た私を殴りたいです」
洸太くんは唖然としている
少し幼子にでも聞かせられるように(と言ってもバットエンド過ぎるが)言葉や少し脚色したがおおまかには変えていない
「でもですよ洸太くん、何時までもうじうじしてちゃ前に進めないんですよ」
「それで何時までも塞ぎ込んでいる人は其所まで」
「だがそれを乗り越えられれば強くなる」
洸太くんは私の口調と雰囲気が変わったことに驚いている
何時もはふわふわと何を考えているか分からないように仮面を被っている
私は根本的に黒の住民だ
彼処にいたときだって邪魔者は切り捨てるなり処分するなり捨て駒として残したりしてたし
武装探偵社の頃に森さんは必ず
『君は黒の者だよ、冬藍くん』
と必ず言われていた
「足掻けば足掻くほど惨めだがその強さを馬鹿にする者は愚か者だ」
「ずっと塞ぎ込んでいる方が惨めで何時までも成長しない」
その言葉に挑発され洸太くんはこちらをみる
「君はどっちだい?足掻くか自分の世界でずっと籠もっているか……」
「遅れて御免ね!」
するとマンダレイが来た
洸太くんは私の方を見やる
笑って手を振り口パクで『考えておいで』と言うと分かったようで去って行った
後は“彼”がどうにかするだろう
私は刺激し固い粘土を柔らかくしただけ
粘土をこねるかまた固まらせるかは
彼次第と言っても過言ではない
「ふふっ」
「?何か楽しい事でもあったのかしら?」
「いえ…洸太くんと昔話をし合いまして」
マンダレイは驚いたように此方を向く
「って言うことは洸太の親のことは?」
「それは本人の口からは言われてませんがきっと私の考えてていることは合っているかと…
それに彼の気持ちを聞かせて貰いましたので」
「恐ろしや冬藍くん……」
「ん?」
「さ!ラストスパートよ!」
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後藤(プロフ) - アニメヒロアカ始まりましたね！だからって訳ではないですが。ﾁﾗｯ更新待ってます。ﾁﾗｯ (2021年8月1日 13時) (
レス) id: 37f437e0f5 (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - ペットの名前刀剣乱舞((((黙 ごめんなさいぃ(土下座) (2020年11月30日 9時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 誠に恐縮ですがイナサくんの名前は、”五十嵐”イサナでは、なく”夜嵐”イサナでございます。私めが口出しすることではございませんが、少し気になってしまい指摘させて頂きました。申し訳ございません (2020年9月29日 23時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - 琴葵さんシリーズ一気読み有難う御座います!嬉しい…本当に嬉しいです…! (2020年5月29日 5時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - あなたのためのさん有難う御座います…!あ、嬉し過ぎて涙が…更新は焦らず此からも頑張っていく所存です! (2020年5月29日 5時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪もち | 作成日時：2020年5月26日 16時
