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｢では、またのお越しをお待ちしております｣
店員さんにぺこりと礼をして、私達はまた都会の道を歩いた。
周りの人の目線が痛い.....
死｢Aさん、もしかして恥ずかしいとか思ってます？｣
『やっぱり、分かっちゃうものなのかな...』
死｢大丈夫ですよ。すっごく似合ってます！それに僕、そういう服好きなんですよ！何だか、厨二心をくすぐられるというか｣
『へ、へぇ...』
取り敢えず適当に返事をしたが、それ以上に周りの目が痛い。あまりの目線の多さに思わず俯くと、死神が優しく私の手を握った。
死｢下向いてるなら、僕がAさんの目になりますから。ちゃんと繋いでいて下さいね｣
こういう事サラッと言える辺り、さぞかしモテるんだろうな.....
死神と手を繋いだことによりもっと心拍数の上がった私は、それからの事は覚えていないけれど、すぐに屋敷に着いた。
死｢ただ今帰りましたー｣
ク｢おかえり〜って、えぇ!?｣
私を見るなりクロノアさんはあわあわとしてぺいんととトラゾーさんを呼びに行った。
ト｢何をそんなに騒いでるん.....えっ!?｣
ぺ｢2人共驚き過ぎ.....はぁぁ!?｣
2人も私を見るなり目が飛び出しそうなぐらい驚いていた。いやぺいんと、君が私をこうさせたんだからね？
『や、やっぱり似合ってないですよね...』
足早に自室に戻ろうとすると、誰かが私の手首をパシッと掴んだ。驚いて振り向くと、ぺいんとが赤い顔をして立っていた。そんなにここまでの距離は無いと思うけど...
ぺ｢A、これを着てもらったのにはきちんと理由がある。ただ、何というか...その...凄い似合ってたから...｣
ついてきて、と私の手を引くぺいんとの後ろ姿は、何故だか分からないけど照れているように見えた。
ぺ｢そこ座って｣
『はい』
私がストンとソファに座ると、ぺいんとはノートパソコンを持って隣に座った。
ぺ｢これ見て｣
そう言われて見せられたのは、どこかの豪華客船の催しだろう。オークションが行われるようだ。
【本日の目玉はコチラ！蒼い目をしたライオンの像です！】
『これが...どうかしたんですか？』
ぺ｢これ、盗まれたヤツなんだよ｣
『...はい？』
突然の爆弾に耳を疑った。これが、盗まれた物だって？
ぺ｢海外の美術館から盗まれたらしいんだ、これ。日本ではバレないと思ったんだろうな。相当価値のあるヤツだし、日本に情報が入ってくるのも時間の問題だと思うけど｣
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
