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236羽 ページ42

《わたしにはできないよ。》





そういっている昔の自分の姿があった



その姿を私はぼーっとただ見ていた






「あなたはそうやって見てるだけでいいの?」



どこから声がした





「私はただ見てるだけだから関係ありませんって顔してる。





そーゆー子一番悪い子だよね。





うん。私より悪い子かも。」





にやりともにこりとも捉えられる笑みを浮かべていたのは鏡のごしの私だった






詳しくいうと鏡の国にて作られたダークプリキュアの一人。ダークホープ






「相変わらず変わってなくて嫌になっちゃう」






倒したはずの相手だけど目の前にいるってことは、夢なのかな…






「現実をうけとめろよ」





『え…』






鋭い目で私を睨む私自身





「自分は弱い?戦えたとしても弱いから負けちゃうかも?






そんな言い訳考える前に行動に起こしたの?








あなたはなんでプリキュアになったの?」






前にたたかったときにも同じようなこと言われたっけ






「それに対してあなたはなんて答えたか覚えてる??」






そりゃあ、覚えてるよ。







『憧れの人を見つけたの。





その人のためにがんばろって思えるようになれた。






言い訳は時折でてくるかもしれない。でも、結果を全部受け入れて私は前をちゃんと見るよ』





「なら、今は」






『え?』








「今は現実を受け入れてる?




キュアモを取られて自分の世界の物のつながりがなくなって






…現実を受け入れてる?」







ダークホープは私のことを見逃さないようにと


じっと見つめた

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作者名:平野いのり | 作成日時:2021年10月25日 23時

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