先生 No.14 ページ14
【紫耀side】
玄樹に渡せなかった小さな箱を持ったまま
もう今年が終わろうとしていた
待っても待っても迎えに来ない先生
最近、先生を思って泣くこともなくなった玄樹
そろそろ「好き」って言っても
いいのだろうか？
でも、俺が好きって言えば玄樹は困る？
それとも少しは嬉しく思ってくれる？
ここ最近、俺の頭の中は
その答えを探すのでいっぱいだった
そんな時、楽屋の扉をコンコンコンと
叩く音がした
返事を返す暇なく開けられたドア
そこには廉の姿があった
「はぁなんやまだ持ってんのか？」
「廉」
俺の楽屋を見つけたので来たらしい
「なんや、紫耀くん恋人がきてあげたのに
もっと喜んでや」
「あっ‥‥えっと‥‥やったぁ‥‥」
「なんやその棒読みは」
「紫耀、年末は仕事か？」
「いや、今年は休みだ」
「そっかぁ〜俺は仕事や」
「うんっ？なんだそれ？」
「だからな、浮気しといで♡」
「はぁ？」
「もぉなんでわからんねん、俺は年末も仕事
やから玄樹と浮気しといでって
いうてんねん」
「廉‥‥」
「廉が仕事で忙しいから、一緒に過ごそ
俺１人やと寂しいねんって誘ったら
ええやん」
「あっ‥もっとええ事思いついた」
「なに？」
「俺と泊まる予定で旅館を取るやろ
でも、俺には急に仕事が入ってしまう
せっかくやし玄樹行こうみたいなのは
どうや？」
「///泊まりで誘うのか？」
「何照れてんねん、お前は高校生活か？
2人で年を越す‥‥ええムードになって
その箱を渡して告る、うんばっちりや」
「なんでお前が楽しそうやねん」
「楽しないわ、一生懸命考えたってるや
一途なアホ紫耀の為にしゃーなしやで」
「アホは余計だが、ありがとう廉」
「それにな、紫耀の恋人役しとったら
俺まで恋人できへんやろ？」
「それは‥‥ごめん」
「いや、ええねん別に今は恋人とかいらんし
だけど‥‥せっかく俺はモテるし
遊びまくりたいやん‥‥笑」
「なんだそれ‥笑、廉も浮気してきていいぞ」
「今は紫耀に一途やから浮気はせーへんのや
紫耀愛してるで♡」
「あははっありがとう廉」
「おっ時間になったし行くわな」
「おう、頑張れよ」
「ありがとう」
そう言って廉は収録へと向かっていった
俺は何回廉に励まされてるだろう
廉も応援してくれてる事やし、
年末玄樹を誘ってみようとさっそく旅館を
探した
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ぱ(プロフ) - Kanoさん！ お久しぶりです！ 神先生を心のどこかで思いながら切ないストーリーに泣けそうです！ (2020年7月22日 23時) (
レス) id: 08b4ec7b3b (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして！先生に戻ってきてほしいけど、ひらいわも最高だし、だけどそしたられんれんが…いや大倉くんいるから大丈夫?!とか勝手に考えちゃってます笑更新楽しみにしてます！ (2020年6月24日 16時) (レス) id: d373f469f9 (このIDを非表示/違反報告)
0303(プロフ) - はじめまして！！先生が戻ってくることを願ってしまいます(´･ω･`) (2020年6月23日 20時) (レス) id: c1552a2eaa (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます。実はそうだったんです、また更新頑張ります (2020年6月23日 17時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - えっ？えーっ？まさかの展開にびっくりです！続きが気になります。 (2020年6月23日 13時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kano
| 作成日時：2020年6月22日 23時
