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だって、私は ページ19

皆はあれからやっと泣き止んでお話をいっぱいして帰っていた。


あんなに心配されるのは初めてだった。

自分の腕を見ていると自然と口から言葉がでた


「私は…要らない子なのに。」


と。でも前と違うのは、私は要らない子だからと全てを諦めていないことだ。

松達に好かれないのは本当に苦しいけど、前までの世界にはなかった暖かさがあった



「十四松、笑ってくれたなぁ。また、笑いかけてくれるかな。」


まだ満面の笑顔とは言えないけど少しでも笑顔になってくれた。それだけで本当に嬉しい

一人でニヤニヤしているとまたドアが開いた

看護士さんかなとそちらを向けば意外なことにさっきまで考えてた十四松だった。

さっきの聞こえたかなと一緒不安になったがドアとベッドの距離は結構あるので大丈夫だろう。



「どうしたんですか?忘れ物ですか?」


十四「…」


何も言わない十四松。



「?今日はわざわざ来てくれてありがとうございます。
嬉しかったです。」


お礼を言ってほしかったのだろうか。言ったけど…
なぜ何も喋らない!
ずっと下を向いたままだ。


「あ、あの?」


急に顔をあげた。

涙で目を濡らしながら。

慌ててベッドから降りて駆け寄る



「え?え?私、何かしちゃいました?えと、プリンありますよ、食べませんか?」


あれだけ食べたのに私の胃袋はどうなっている。
まだ、食えるのか?



十四「ぅ、はなじ、ぎいで!」


はなじぎいでん?ん?なんだ、なんだ。


「へ?」


十四「話!ぎいでよぉ!」


はな、し?話を聞けといっているのか?
なるほどー、やっぱり私は頼れる同僚

って、じゃなくて!



「話!?え、も、もちろんですよ?聞きます。」



不安にさせないようににこりと笑ったつもりなんだけど余計に泣いてしまった。
解らぬ

君の助けになれるのなら→←なんだ…これ



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イエローフラワー(プロフ) - 紫の花さん» 大好きと言って貰えるとものすごく励みになります!ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月20日 22時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)
紫の花 - 更新頑張ってくださいね!この作品大好きです。 (2019年11月10日 13時) (レス) id: 6901ca6e6d (このIDを非表示/違反報告)
イエローフラワー(プロフ) - ニコちゃんマークさん» 面白いと言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2019年8月9日 22時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)
ニコちゃんマーク - 最新頑張って下さい!とっても面白いです! (2019年8月6日 14時) (レス) id: c2a6a5489d (このIDを非表示/違反報告)
イエローフラワー(プロフ) - 哲弥さん» 応援嬉しいです!ありがとうございます! (2019年7月29日 9時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イエローフラワー | 作者ホームページ:ノンノン  
作成日時:2017年5月28日 12時

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