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もう箱の形から何が入ってるかなんて分かってる。
でも心がはやって、リボンを解く手が震えた
ｶﾊﾟｯといういい音をさせながら蓋を開けると、やっぱり白い箱
箱の中に箱は、マトリョシカを思わすけど、そんな子供のおもちゃなんかじゃなくて、もっと大人なものだった
そらるさんの手が私の手元に伸びてきて、その白い箱を取る
そらるさんが私に見えるようにして開けてくれた
｢いいんですか……こんな……だって……｣
そらるさんの手の上の箱には綺麗なリングがあった
婚約指輪みたいな硬方しいものじゃなくて、もうちょっとオシャレで可愛いやつだ
それが2個
私のとそらるさんのだ
｢まぁ、本番じゃないし、そこまでいいものじゃないけど。学生からしたら十分なものだと思うよ｣
ほら手を出してっとそらるさんが私の手を待っている
左手か……右手か……
｢本番は……ちゃんと来ますか｣
気づいた時にはそんな不安が口から出てしまった
でもそらるさんは笑いもしないで、私の右手を取る
｢結果的Aが拒むものだとしても、本番は絶対に来るよ｣
するりと私の右手薬指に指輪がハマった
アルコールの入った私の熱い体には、冷たくて存在感をアピールしてくる
｢ありがとうございます｣
泣きそうになって鼻を啜ってしまった
でも幸せで……しあわせで……。
｢ほら｣
そらるさんからもう一個の方の指輪を渡される
私はそれを受け取って、そらるさんの右手を取った
めちゃくちゃ恥ずかしい
｢なんか……結婚式みたいです｣
｢どこまで考えてるわけ｣
クスクス笑われる
確かに私は夢女子なのかもしれない
でも、そらるさんと結婚して、苗字も変わって、子供もできて
そんなことを考えていると、すぐ時間が経ってしまいそうだ
そのどれを叶えるにもそらるさんが必要で、もう一度ありがとうございます。っといった
白い手の薬指にずっと指輪をはめる
私の右手のものよりかなりシンプルだけど、でも私と同じ指輪
｢そらるさん……大好きです｣
｢これからもずっとそばにいろよ｣
｢もちろんです｣
─
───
｢んで、もうひとつ｣
｢え！？まだあったんですか！？｣
完全にそらるさんの肩に頭を預けて、ほわほわ気分でいた
机の上にはまだ見てないプレゼントらしきものはない……
｢一応まふからもあるんだけど……｣
｢よくまふまふさんが私に……｣
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うみ(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/pearl122636/ (2021年12月3日 0時) (
レス) id: 77005ad5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ああああさん» いえいえ、良かったです笑 (2020年10月28日 22時) (レス) id: ced046ff92 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - 読めました！本当にありがとうございます！(遅くなってすみません…) (2020年10月28日 21時) (レス) id: f63922dcd6 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ああああさん» R表示でも無理なら……ウェブの方でURLを貼っていただく他ないようです泣すみません (2020年10月26日 20時) (レス) id: ced046ff92 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - あの、題名とURLどちらをコピペしても見れません…どうすればいいのでしょうか… (2020年10月26日 20時) (レス) id: f63922dcd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時：2020年7月29日 16時
