【drm】背後is指示厨 [完結]

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可愛くない缶ビール。それから大好きなあたりめ。


コンビニに3円のお金を払って買ったビニール袋にそれらを入れて



私は今だいぶナイーブだ
それは分かってる。悲観的に物事を捉えているし、これからやることなす事の何もかもがダメな気がしているのも今この瞬間の嫌なスパイラルのせいだ




｢今更傷ついて、ばっかだなぁ…私｣





なんか寂しいな。
私の人生ってなんだろう


気分が落ち込んでも慰めてくれる人は愚か、話を聞いてくれる人もいないとは


惨めだなｧ……。




まだ深夜というには早い時間だけど、東京の道も住宅街となれば該当は少ない。
家族で食卓でも囲んでいるのか、明るい光がカーテンから漏れているのに何となく目を奪われて、



あれ＿＿＿……？



目の前が急に白飛びした。
意識を飛ばしたとかじゃなくて、あんまりにも強い光が私の目をくらましたのだ



さっきまで夜道にポツポツと等間隔に街灯があっただけじゃないか
こんな急にスポットライトのような……



頭で何が起きているかを理解するより反射的に腕が動いて光から目を守るように掲げた

そして漸く見えた。


一瞬目が合った男が次の瞬間強く瞼を閉じたのを、そしてもう10cmもないところに私の倍の高さはあるトラックが迫っているのを




───あー、これ死んだわ。


｢＿＿＿“危ねぇぞ”｣




大きな翼の影がハッキリと目に飛び込んできた。

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