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話が終わると食べかけのおつまみと飲みかけのお酒を掴んで足早にリビングを後にした
ずっと我慢してたことがある。
自分の部屋に行き、電気をつけてドアをしっかり閉めてから振り返って言った
｢うるさすぎ！｣
もちろん振り返った先は誰もいない
けど返事は返ってくる
｢だってアイツ誰なんか教えてくれんからぁ
ラブホ行くような仲なんやろ？Aも大人になったなｧ｣
｢なに親みたいなこと言ってるの
ハルは確かに対外的には私のパートナーだけど、同居人みたいなものなの｣
ハルと話している間も｢距離近スギィー｣｢女との約束破るとか最低やなァ！ｵｲｯ!｣やら｢気軽に触んなや、ボケ｣やらなんやらこんやら
本当にうるさかった
ハルと話しているあいだ自分の眉間にどんどんシワがよっていってる事が鏡を見なくても明らかで、適当に話を切り上げてきてしまったじゃないか
｢恋人か｣
｢私の説明聞いてないでしょ｣
私はさっき違うという旨を説明してたはずだ
そもそも私に恋人が出来る。っていうのは想像つくけど、ハルに恋人とか特別な人とかそういうのが出来るのは全く想像がつかない
あの人は良くも悪くも平等に接しようという精神が強すぎるのだ
だからもちろん私も特別扱いなんてアイツに期待なんかしない
するだけ無駄なのだ
｢Aー？｣
扉の向こうからハルの呼ぶ声がした
私がだるまと言い収めようとした声が聞こえてしまったのだろう
｢電話してるの｣
適当な嘘をついてハルをはけさせる
当の原因の一片は｢嘘ヘタっ！ヘッタスギて目ん玉落っこちるところやったわ｣なんて戯言を言っているけど、ハルは私のプライバシーに踏み込んでこないので話す気がないってことさえハルに伝わればなんだってOKなのだ
｢はぁー｣と息を吐きながらベットに仰向けに倒れ込み白い光を発する部屋灯を見上げる
あまり目には良くなさそうな光に縮瞳してそのまま目を閉じた
頭のすぐ近くで確実な質量を持ったものが柔らかな布団を圧迫したのを感じた
驚いて目を開けようとしたけどそれより先に｢目ｪ開けんなよ｣という声がして、何故か慌てて目を固くつぶった
すぐ左を向けば全面鏡張りの部屋なんて場所を用意してまでも確認したい彼の姿があるというのに
私は何故かその時、絶対に見てはいけない気がしてしまったんだ
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ならか(プロフ) - 最高すぎました(´；ω；`) (2月5日 20時) (
レス) @page48 id: 72407f8835 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - きつねさん» おそまつさまです。 (12月27日 22時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 完結おめでとうございます。とても良かったです！ (12月27日 19時) (レス) id: 4bdf75ca65 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき(プロフ) - 今年でいちばん更新を楽しみにしてる作品です😭応援してます🙇🏻♀️ (12月23日 13時) (レス) id: 29ecdacbc9 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - コメント失礼します。drmさんがずっと背後でやいやい言ってるの想像できて、ワ〜😭😭😭ってなりました！新鮮な設定で、文章も読みやすくとても読んでいて楽しかったです！応援してます🥹💖 (9月19日 2時) (レス) id: 563cbac78d (このIDを非表示/違反報告)
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