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見えないけれど空気が
でもこれは、今回の思い付きで発言したんじゃない
こういった賠償の話がなくても交渉するつもりだった
私は一般の令嬢より劣っているけど、そこいらの令嬢には出来ないことができる唯一の存在だ
十分、私の身一つで交渉できると思っていたから
黄色の国は技術力の塊だ
知識の結晶。英智の国と言い替えても過言ではない
ただ彼らは他者に向けて称賛の声を上げてもらいたからやっている訳ではなくて、自分の気が済まないから探究しているのだ
故に、技術も知識も門外不出となってしまう
そして、黄色の国で最も有名なのが“剣”である
所謂、業物。
金貨では買えないその代物が私は欲しい
｢ほぉ……。確かにそれならば相応しい対価になろう。
しかし、その純白の鱗を持って荒々しい棒など持たぬ方が花を傷つけず済むと思うが、いかがな考えか｣
｢えぇもちろん。
私なんかがどんな聖剣を振るおうとも、か弱き虫を遠退けることしかできません｣
黄色の国の業物の剣。
大国ですら国に2本や3本しかないと言われている貴重な代物
そんなものを私が持っていては、本末転倒だ
｢私の盾に持たせたいのです。｣
｢ひ───｣
一瞬、チターゼ様の声が聞こえたけれど多分王様に睨まれたのだろう
今この場は、王族である私と黄色の国の国王との対話だ
口を挟める者は、それに対等する地位のものだけだ
でもそう。
私はチターゼ様にその剣をプレゼントしたいのだ
いや……。
プレゼントなんて、盗人猛々しいにも程があるか……
チターゼ様が大切にしていた剣を失わせてしまったのはこの私なのだから
｢よかろう。黒の国の皇女は身にも心にも盾を置かぬと有名だったが
その盾を強化するというんだから、そなたにこちらとしても怪我も病もされたいとは思はないからな｣
｢ありがとうございます。
よい時間が過ごせました。
しかし、次は……ありませんよ。その時は貴方様と同じ席で神の慈悲なく｣
｢肝に銘じた。今回の無礼、しかと心に刻んでおこう｣
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み - あああああほんとにほんとに大好きです；；この作品を見始めてだいぶときが経ってしまいました…笑これからもずっと応援してます！！！更新も心から待ってます！！！ (2022年9月3日 22時) (
レス) id: 8a4fd07eea (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 今日初めてこの作品に出会ったのですが朝からぶっ通しで読み進めてしまいました笑めちゃくちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます！！ (2022年8月13日 17時) (レス) @page34 id: e49e111514 (このIDを非表示/違反報告)
syaruru 。(プロフ) - いやぁ…パールさん…私、この物語を読み始めて早半年…ほど経っているのですが、全く飽きません！！！飽き性だった私が、ですよ！？！これって凄い事だと思います…。。。更新、末長く待っております！！ぜひ、無理のない範囲で…更新、楽しみにしております。 (2022年8月13日 12時) (レス) @page34 id: 65afdc156c (このIDを非表示/違反報告)
葵雨(プロフ) - 初コメ失礼いたします、、、。いつも更新を楽しみにしております！無理せず頑張ってください！ (2022年8月11日 19時) (レス) id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀＠扇風機星人二世(プロフ) - この展開がわからない感じが堪らないです！夢主ちゃんはどこか俯瞰したような目線で周りの人があたふたする感じ大好きでめっちゃ癖です！！ (2022年8月7日 9時) (レス) @page34 id: 3e8f8bf137 (このIDを非表示/違反報告)
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