【selly】道を間違えずに進めたら良かったのに。2

閑話[触らぬ神に祟りなし] ページ9

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鬼電が人の都合というものを考えずに深夜おこなわれた

いつもなら無視してるし、今夜はなおのこと無視。




だってなんの用か分かるし……
おじじからの鬼電。それも今日は日本の女の子をsellyが家に連れ込み始めた日だ






｢あーだる。｣




シャワー上がり立てで濡れてる髪の毛を肩のタオルでわしゃわしゃと適当に拭きながらディスコードに出てやった




｢うるさい、おじじ｣



｢mondo聞いてよ！！sellyがおん───｣



｢知ってるから、大きな声で喋るなよ｣



｢一大事だよ、だって｣






俺的にもそりゃ面白いネタができたなと思ったけど、でもな……





｢あの子何？どこから連れてきたの｣



｢俺に聞くなよ。sellyに聞け｣



｢教えてくれないんだもん｣



｢キモ｣




おじじに教えるとすぐみんなに広めるから俺的におじじのために教えられない



sellyの恋愛事情とかそんなの知らんけど、取り敢えずsellyがあの女に興味があるのは家に置くって言い始めた時点でわかったし、それさえ分かれば家であった色々に思い当たる節が出てくる





俺は金だけ渡してどっかのホテルに放っておけばいいと思うのに、わざわざ家に置くとか


……変なちゃちゃでも入れてみろよ。sellyに殺されるぞ







｢喋んない方がいいよ、今は。sellyに聞くとか
どうせ一週間だし、その後で聞けよ｣



｢そう？なんか面白そうじゃない？
だってあのsellyが電話で女の子泊めるのいいって聞いてきたんだよ？
タバコ落として火事になるかと思った｣




｢韓国の恋愛、日本と違うからあんま触れない方がいいよ、知らんけど｣




｢その女の子に会いたいなぁ。日本に戻ってきたら会えるかな。
mondo、連絡先知らないの？｣



｢お前話し聞けよ｣

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