【selly】道を間違えずに進めたら良かったのに。2

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結局sellyがガラガラと音を立てながら背の低いガラスのテーブルにお菓子を落っことした


せっせとコップも飲み物も用意して、今から何するつもりなのだろうか





｢シャワーしてこい｣



｢selly、そういう時はしてくれば？って言って｣



｢なんでぇ｣



｢命令してるもん、それ｣




｢命令だ、これ。手……冷たいの、……どうにかしろぉ｣



｢はぁーい｣





一桁気温の夜の韓国で何一つ被らないで昼寝をしていた私の体はかなり冷たい


これで起きなかったんだから私は相当疲れていたんだろう

そんな気はしなかったんだけどな





sellyに言われた通りにお風呂に向かう
まだ起きたばっかで欠伸をしながら服を脱いで、洗濯機に衣類を詰めていく



ちなみに洗濯物は私がやる事になったので洗濯機は使わせてくれるんだそうだ
自分の下着はいいのかい？とselly聞きたかったけど、彼も全く気にしてなさそうなので野暮なことは聞かないことにした



もう洗濯機回しちゃお





｢あれ、携帯がない｣




そういえば寝る前はmondoさんの探して、それで2時間ぐらいあるやつ見ようとしたら、なぜかVTuberが出てきて、そこでいつの間にか寝落ちした

……ような。違うような。





｢後で探さなきゃ｣




取り敢えず一糸まとわない今では寒すぎて、先にシャワーである

sellyが使ったばっかりなのか浴槽の床は濡れていてまだふんわりとした湯気が残っていた

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