【selly】道を間違えずに進めたら良かったのに。2

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特にやることもなく、APEXのロビー画面で色んなものを見ていた
私のはまだレベルが低いのでキャラクターが全然解放されてない


一体どれだけやればこれ全部もらえるんだろう……






後ろで扉が開く音がして私はすぐにそっちを見た
思った通りsellyで私と目が合うとなに。と言ってきた




｢Rasさんは？｣




｢消えた｣



｢あ、帰ったの？なんか予定があったんじゃないの？｣




｢あるけど……、どうでもいいやつだ｣





気を使わせてしまっただろうか
Rasさんは悲しくも不機嫌sellyに追い出されたということか……


あとで謝っとこ




｢A｣



｢はい……｣





ゆったりとした動きで私の前に立ち、そして真上から見下ろされる
私も首を折って見上げ、何を言われるのか唇を噛んで待った




｢危ないの事、知ってるの？｣



｢……あ、いや……その件については……色んな不運というか偶然が重なって｣




Rasさんを家に入れた……というよりかは、他人を家にあげたことへの追求だと分かり、これについては本当に偶然が重なった事なんだけど


でも私にも非があって、sellyから視線を逸らしあやぁ……と意味のない言葉を付けてみる




｢A｣



あごに指が添えられた
なんだと思って私は再び顔を上に向け、少し傾ける


sellyの綺麗な人差し指が見事に私のあごを持ち上げ、強制的に視線を合わせてきた





｢次したら……ポッポするよ｣



｢もうしない、しない。ここに誓います｣




｢うん、これ約束だ｣



｢もちろんです｣

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