【selly】道を間違えずに進めたら良かったのに。[完結]

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｢sellyさん、夕飯はどうします？
私なんかの料理で良ければ作りますけど｣



もう夜の6時だ
昼ごはんは3人で分けて食べたので少なめだったこともあって、何となくお腹がすいている





｢オレの家もあんまないけど…｣



｢食品ですか？｣




あーと言いながらsellyさんが動くので私も着いて行った

台所は嫌に綺麗で綺麗好きなのか普段使わないのか……



sellyさんは戸棚や冷蔵庫を開けて家の在庫事情を見ていたけど、いやぁ…とかすぅーとか意味のなさない言葉ばかり言って何考えてるのかよく分からない





｢肉…あるけど｣



｢どれですか？｣




これっとsellyさんがかかげたのは見た目(め)的にひき肉で、海外のパッケージっていうのはやっぱり見なれないなとかどうでもいいことを思った





｢それならハンバーグとかでも作りますか？
足りないのないか確認しなきゃいけないですけど｣



｢ハンバーグ…？｣



｢はい。結構簡単なのですぐ出来ますよ｣




sellyさんから肉を受け取って、場所を交代するように冷蔵庫の前を譲ってもらった

キャベツと玉ねぎと……




全部微妙にちょっとずつしかないけど、肉々しいハンバーグということで





｢作れますね｣




｢オレも一緒にやった方がいい｣



｢大丈夫ですよ、私も一人暮らしなので料理は慣れっこです｣



｢んー……はい｣





煮え切らない様子だけどsellyさんはどこかへ行った
どうやらsellyさんはタバコを吸うのでそれかもしれない



私はさっさと料理の用意をしてしまおう

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