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ほんの少しだけ天蓋の切れ目に手を入れて、そのまま右にずらした
部屋は真っ暗で静かなことを確認して私はベット脇にあるランプに火をつけた
光力を調節して、私からほんの少しの範囲しか照らさない程度に絞ってから足をベットから投げ出す
靴……がない
いつも置いてあるはずのもしものための靴がベットの脇に置かれてなくて私は焦った
まさか抜け出すと思われて先手を打たれた…とか
いや、でも…今まで抜け出してきたことはハッキリとバレてはないはずだ
疑われはしただろうけど……
ぁいやぁ…………まふまふ様と抜け出したのはバレたか…
けどもその後もきちんと靴は置かれてたのに
アイラが忘れただけ？
一度自分の足を見るが、レースがきめ細かい真っ白の靴下だ
流石に…汚すのは罪悪感しかない……
もう一回自分の足を引き寄せて靴下の紐を解く
裸足で十分。
素足になって今度こそ地面に足をつけた
カーペットのおかげで冷たくないけど、足を怪我しないように気をつけなきゃ
ランプを持って部屋を見渡す
薄らとカーテンから漏れてる月明かりに取り敢えず向かった
分厚いカーテンを引っ張って開けるとガラスの向こうに月とキラキラと光る木々が見える
｢晴れてる……｣
初めてここに来てから空を見た
雲の隙間から確かに夜空が広がっていて、私は吸い込まれるように窓を開けた
ぶわっと湿気の強い空気が入り込んできて、雨上がり独特の土の香りや涼しさが全身に駆け巡っていく
｢これなら行けそう｣
｢───なりません｣
……ｯ!?
誰もいないことを確かに確認したのに、勢いよく振り返った先にチターゼ様が立っていた
私が入れた月明かりと私の持つランプの2色の明かりを受けながら、私の元にまた1歩また1歩と近づいてくる
｢いつ部屋に入ってきたのですか｣
｢アイラが教えてくれました。A様がもしかしたら外に行くのではないかと
ですから今夜は僭越ながら私もこの部屋で一睡させて頂きました｣
チターゼ様が視線を流した先を見ると、椅子とモーフがそこにあった
暗闇に目が眩んできちんと角まで確認できていたかったらしい
盲目だった……
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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