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………特に、何も思わなかった。
｢麗しき闇の神よ。この炎の地に降りたまえし
正直言ってる事の半分も理解できない
私とまふまふ様……いや、主に私の行く手を阻む用に目の前で頭を下げ訳の分からない神語バリバリで話してくる
心が…冷たくなっていく。
何も感じないって言ったけど、だからといってそれは決して心地のいいものじゃない
私でないものに必死に語りかけて、悩みを話し出す者もいれば、喜ばしい話をする者もいる
何人も何人も……
私が講堂を歩いている間ずっと
｢大丈夫ですか……｣
｢もう随分と話が回ってしまってるんですね｣
白の国では完全に畏怖される者だったけど、ここでは闇の神に魅入られようと躍起立ってる感じだ
｢さっさと壊してしまいましょう｣
まふまふ様はそう言うと、手で指示をしていた
この扉の向こうが本堂でステンドグラスや目的の象があるのだろう
｢まふまふ様……｣
まふまふ様の指示で扉の開閉をしに行った人達が開けずに扉に手をかけたままこちらを振り返った
なに……？
明らかな予定外に出来事に緊張が走る
｢扉が開きません。カギが…かかっているようです｣
｢鍵？｣
｢───お待ちよ｣
なんだ、カギが閉まってるだけか
壊すのが決まったから人払いのために立ち入りを禁じていたのだろう
そんな安堵をしたところだった
聖堂に響き渡る凛とした声がどこからともなくやってきて、みんなが注目する中私たちの前にその人は立った
真っ白な格好。
……司祭だ。
もう許可は取ってあるはずなのに今更なんの用だ
｢これは司祭。挨拶もなしにすみません｣
｢白の国のものですね。この国ではお目にかかれぬその光の神の元で育った白さ
良い御加護があることでしょう
そして───｣
私の目なんか見えないはずなのに、真っ直ぐ射止められた
優しそうな顔をしているのに異質な雰囲気が滲んでいる
｢そちらが地上に降り立たれた闇の神、A様ですね｣
私は話さない。
そうみんなと約束したから
今一度強く口を結んで、唾と一緒に言葉を飲み込んだ
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ハク - コメント失礼します。いつも、楽しく読ませていただいています！勉強にもなるのでとても気に入っている作品です。これからも、無理しないよう頑張ってください！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: 1f17dfabe8 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ひよさん» いつもありがとうございます。わぁそれは素敵ですね！是非とも書かせていただきますっ！！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - りょくちゃさん» そうなんです、いつの間にやら10を超え、20に向けて歩き出してしまいました笑、赤の国編は短くまとめる予定なので濃縮されてますがお楽しみくださいっ (2021年9月12日 23時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - いつも楽しく読んでます♪もしよければな〇せさんとお出かけした時のなる〇さんの心境を閑話で読みたいです！何卒… (2021年9月11日 23時) (レス) id: 4b44556f18 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - もう11ですか、、(出遅れた)赤の国のことは密かに気になって楽しみにしてたのでうれしいです！更新がんばってください(^^) (2021年9月8日 19時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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