過 保 護 の パパ【まふまふ】[完結]

4 まふまふside ページ4

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非常に面倒なことに、急に警察の人からハガキが来た


初めて訪れる警察署で話を聞いてみれば、他人みたいな遠さの女の子を引き取って欲しい




っと言う話だった




は？無理。




そりゃ小さい女の子は好きだけれど、それは2次元の話だ

現実はピャーピャーうるさいし、年頃の女の子なんて絶対に心苦労するに決まってる




でもその子の貰い手が見つけられなくて、あと三日で施設入りが決まってしまうっと言う話を聞いて



僕は渋々受け入れた。




忙しい仕事の合間を縫って色んな資料に目を通し、家具を用意し周りの根回しもして




そしてついに今日、その子と対面する。




待ち合わせ場所は病院のカフェテリア

その子は1人紙カップを口につけながら、どこか遠くを見ていた




｢こんにちは｣




ゆっくりとこちらを捕える双眼
明るい栗色の髪の毛に、真っ黒な瞳


年齢は今年から高校生と聞いていたけど、随分と大人びた顔をしていた




｢相川さんですか……？｣



｢はじめまして、相川真冬です。Aちゃん｣



僕が名前を呼ぶとあからさまに顔を崩した

名前呼びが嫌だったのかもしれない



でも苗字は僕に親権が移ったことで、相川に変わっているのだ。
そんな複雑な事情込みの苗字呼びなんて出来ない





彼女は今日退院だ

そもそも彼女は軽傷で、病院にいたのは保護者探しの間の衣食住確保のためだ



だから僕が来た時点で、彼女にとって病院はお払い箱




｢とりあえず………家に行こう｣

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