76 緑谷side ページ33
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このクラスは奇数だから3人グループがひとつ出来ても構わない
それは分かってはいるけど、僕は席を立って後ろへと向かった
授業を聞いていなかったのか、はたまたこのレベルは楽勝ということなのか
Aさんが肘をついて窓の外を見ていた
とても絵になる
轟家はどうも顔立ちがいい…
｢Aさん、一緒にいいかな……？｣
彼女のどこを見てるかわからないその瞳が窓の外からこちらに移った
大して彼女は驚きも慌てずせず
予定通りでした。
って感じの落ち着きぶり
因みにAさんと2人で話すのは初めてだ
朝の委員決めもどうでも良さそうに話を聞いていたし、結構大人ってイメージがある
だから子供の僕は緊張も緊張
手汗で教科書がよれてしまうのではないかという心配すら生まれる
｢いいですよ、委員長｣
なんの前触れもなく、いつ口が開いたのかもわからないほどノーモーションで返事が返ってきた
｢って、いいいいい委員長！？｣
間違ってはいない
だけど慣れないし、とても合わない
｢麗日さんたちとやらないの？｣
Aさんはからかっておいて、それを拾わずサラッと次の会話へと向かった
なんだろう。
不思議な子だ
｢あー、飯田くんとやるらしいからね｣
空いていた椅子に手をかけて座る
いつまでも始まらないので僕が教科書を開くと、鏡のように彼女も開いた
Aさんの教科書は青のペンでごちゃっと書いてあり、あれは本人にしか分からないような風貌だった
[あなたの個性は一体何なの？]
そんな感じで教科書に見とれていたら、上から流暢な英語が降ってきた
いや、え！？
なんで！？
質問の内容よりも、なぜ英語で質問されたのかわからない
[なに？誰も教科書を音読しろとは言っていない
英語さえ喋れば問題ない]
｢えぇぇぇぇぇーーー｣
いや、そうだけど！
そうなのかぁー！？！？
[いや、でも！それは偏屈だよ！
だから、その……話しならいつでもできるし今は教科書を……]
講話英語にはまだ不慣れだけれど、この不思議ちゃんを止めるためにこちらも必死である
それにAさんは僕の個性について聞いてきた
それはただの興味本位か
はたまた、何かを確信させたいのか
答えは後者であった
[オールマイトとはどういう関係なの？]
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パール(プロフ) - 轟沙季さん» 今のところ決まってません。推しは轟くんですが、多分爆豪くんになるかと (2020年4月15日 16時) (
レス) id: 432a657fc6 (このIDを非表示/違反報告)
轟沙季 - 落ちは誰ですか？ (2019年6月21日 22時) (レス) id: 558a8f9c64 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 夏目くん嫁にほしいさん» 遅くなってすみません！ありがとうございます(TT)ちょこちょこ頑張っていきます！ (2018年8月28日 11時) (レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
夏目くん嫁にほしい - すごく面白いです！ これからも更新、頑張ってください！！応援してます！ (2018年6月9日 11時) (レス) id: 5752022a03 (このIDを非表示/違反報告)
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