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｢おい、起きろ｣
私の上から乱暴に布団がはぎ取られ、ヒシヒシと刺さる冷たさが私を襲った
｢寒い。眠い｣
｢ふざけるな。置いてくぞ｣
｢焦凍はそんなこと言いつつも絶対に待ってくれる｣
｢いいから起きろ｣
｢はい｣
とはいえども家を出なくてはならない最終時間までは１時間以上ある
逆に言うと、私の出来た弟は１時間を裕に残して既に着替えをも終えているのだ
焦凍も朝に強いわけではないはずなのに毎朝私を起こしに来る姿は完璧な状態である
｢先、飯食ってるから早く来いよ｣
｢わかった｣
トタンと閉められたふすま
私達、轟家ではドアといえばはふすまだ
カーテンは既に開けられており、更には窓も開いている
なんとも出来る弟であるが、寒いので閉めさせてもらおう
ハンガーにかかる制服を手に取り、覚えたてのネクタイの巻き方でしっかりと準備を整える
私は自分が寝坊すると分かっているので、昨日の夜のうちに全ての準備は済ませる派だ
さっさと髪の毛を整え、歯磨きやら顔洗ったりして出来る焦凍の元へ向かった
｢おはよう｣
｢おはよう、A！今日は早いね｣
｢焦凍がいつもより早く来たから｣
そのご本人である焦凍は平然とご飯を食べている
the 和食の朝ごはん
そのお向かいには私用のパンが置かれていた
私も席に付き、まだ湯気の立つトーストにかぶりつく
｢毎朝同じの食べてて飽きないのか？｣
｢え、焦凍にそれを言われるとは思わなかった｣
毎昼お蕎麦の焦凍が何をおっしゃるか
まだ朝ごはんがずっと同じなほうがマシだと思う
だってそばだよ？
栄養とか偏らないのかいささか疑問だ
｢おい、見てないで食べろ｣
｢分かった｣
見ているつもりで見ていなかったので、そう言われた時焦凍がこちらを睨んでるのに初めて気づいた
ボケーとするとはこの事か
バターもジャムも何も塗られていないこの食パン
無が一番だ。素のものの味がする
ﾊﾟﾝという控えめに手を叩く音が聞こえて、目線だけそちらに向けると、焦凍が食器を重ねているときだった
私も１枚のパンをサクッと食べ、用意されている水を流し込み手を合わせる
｢ごちそうさま｣
｢行くぞ｣
｢焦凍はせっかち｣
｢Aがとろいんだ｣
そう言って既にテーブルの横に置かれていたバックを持って玄関に向かっていってしまう
私のバックは自室なので急いで戻り、バックを片手に玄関へ戻った
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パール(プロフ) - 轟沙季さん» 今のところ決まってません。推しは轟くんですが、多分爆豪くんになるかと (2020年4月15日 16時) (
レス) id: 432a657fc6 (このIDを非表示/違反報告)
轟沙季 - 落ちは誰ですか？ (2019年6月21日 22時) (レス) id: 558a8f9c64 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 夏目くん嫁にほしいさん» 遅くなってすみません！ありがとうございます(TT)ちょこちょこ頑張っていきます！ (2018年8月28日 11時) (レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
夏目くん嫁にほしい - すごく面白いです！ これからも更新、頑張ってください！！応援してます！ (2018年6月9日 11時) (レス) id: 5752022a03 (このIDを非表示/違反報告)
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