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｢お茶を出して｣
｢かしこまりました｣
｢リン。もっとこっちに来て
話しずらいわ｣
｢は、はい。｣
腹の前に手を握り震えを抑えているのか、恐る恐る私との距離を縮める
｢座って？｣
｢失礼します｣
テーブルのランプが少し揺れ、リンが座る
顔は強ばったままで私の顔なんてちっとも見ない
｢お持ちしました｣
お世話役がテーブルにお茶のセットとクッキーを並べる
｢どうぞ｣
｢い、いえ！結構です｣
｢あら私の進める茶なんて飲めないと？｣
｢滅相もないです！頂きます‼｣
震える手でティーカップを持つものだからガタガタと食器が当たる音がする
｢そんなに緊張しなくていいのよ。私が呼んだんだもの
それに私はあなたに聞きたい事があるだけなのよ、リン｣
｢聞きたいこと……ですか？｣
｢ええ。千尋という者について知りたいの｣
｢せ、千の事ですか？｣
やっと私を見た
さっきから千千って何かと思えば、湯婆婆に名を取られたから千なのね
｢そうよ。千はどんな者だったの？｣
｢なぜ、それを知りたがられるのですか……｣
｢決まってるじゃない。」
───ハクが気にしてるからよ
リンは瞬間目を見開いて何か悩むようにしてから、重い口を開いた
｢千は……いい奴です。自分の事なんかより周りの奴のことばっかで
人の為に真剣に悩めるやつです
行動力がって勇気があります。
千は……千尋は本当にいい奴です｣
｢そう。いい者なのね
リンは千尋が好きなの？｣
｢はい！｣
｢結構。よく分かったわ
さぁ、仕事に戻りなさい。もう始まる時間になるわ｣
｢失礼しました｣
───ﾊﾞﾀﾝ
リンが出ていき、扉が閉まる
リンが飲み残したお茶が湯気を立ててゆらゆらと上に登っていく
｢いい奴です……ね｣
そんなこと、知らないわ
私からハクを取ったのが悪い
私は間違ってない
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アミ(プロフ) - え、待って、めちゃくちゃ面白いです〜！天才ですか!?続き楽しみにしています！ (2021年8月24日 20時) (
レス) id: d1ce3b19d9 (このIDを非表示/違反報告)
GATTO(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！！ (2017年2月2日 7時) (レス) id: 44c71826f0 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - GATTOさん» げ･･･そうなんですか。何事も全力で頑張っていくことを努力します！ (2017年1月30日 23時) (レス) id: bcc8f6a5f1 (このIDを非表示/違反報告)
GATTO(プロフ) - 来年受験生ですか！来年度の生徒はきっと大学入試が大変なことになってそうですが、頑張ってください！高校入試なら倍率に気をつけて！！私みたいに遊んでちゃダメですよ！w更新楽しみにしてます。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: 44c71826f0 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - GATTOさん» 私も来年受験生です(><)少しでも励みになれているのであればとても光栄な限りです！ (2017年1月30日 23時) (レス) id: bcc8f6a5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時：2016年10月6日 17時
