平凡な日常に憧れていた (ページ8)

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今日はジョンウォンに校内を案内する日。

なんだけど……

JW「…なんでヒョンもいるんですか」

SN「やっほ〜ジョンウォニ♪」

『ジョンウォナのこと、ソヌにも話したら一緒に回るってきかなくて…』

JW「…僕はヌナと2人きりが良かったのに」

『えっ？」

JW「いや、なんでもないですよ、行きましょうAヌナ」

『あ、ちょっと』

こうして右手にはソヌ、左手にはジョンウォンの手が繋がれるという何ともおかしな光景が出来上がってしまった。

ソヌは手を繋ぐというか、腕を絡めてくる系女子なんだけどね。

『それで、ここは部室棟。ここの建物がこの学校の1番奥になるんじゃないかな？』

JW「へえ〜こんな所まで来たことなかったんで、やっぱりヌナに案内頼んで良かったです。ありがとう、Aヌナ」

『いいえ〜、他にも困ったことがあればいつでも頼ってね』

JW「はい！わかりました！」

SN「ジョンウォナ、Aだって暇じゃないんだから、よく考えて行動するんだよ〜？」

JW「大丈夫ですよ、ヒョンみたいに図々しくないですから」

SN「なっ？！」

なんか2人の間に火花が見えるんだけど、気のせいかな…

『ええと…ジョンウォナって今日もシフト同じだったっけ？一緒にバイト行く？』

JW「はい！一緒に行きましょ〜Aヌナ♪」

まるで負けた…とでも言わんばかりの効果音が付きそうなくらい項垂れるソヌを置いて、ジョンウォンは私と繋いだ手を離すことなく歩きだしたのだった。

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