桃色ストーリー 3 (ページ29)

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　ト「思い出の！地でございます」

　山内「…まぁ、今もよく行っとるよな」

　ト「…今はもういないAともよく行った…」

　夏「おい！死んだみたいに言うな！！」

　川「休んどるだけ、休んどるだけや」

　河「勝手にころすな、ころすな！」

　ト「あれ、あ、まだ生きてらっしゃる…？」

　秋「なんでいつもAちゃんに冷たいねん」

　濱「そういうこと言うから
　いつもAちゃんに白い目で見られとるねんで」

　田「それ結構気にしてんねんよな」

　ト「…うん」

　川「いつも仲ええやんか」

　スタッフさんが回して、のサイン出とる

　稲「…もうそろそろ中入りません？？」

　河「はいろ、はいろ」

　ゾロゾロと野郎で入って卓を囲む
　テーブルの上には名前が書かれたカードがある

　山名「座るとこ決まってるんや」

　濱「結婚式みたいになっとる」

　このメンツで座るときは
　賢志郎とゆずるの間にAがおるねんけど
　今回そこの席は空席になっとる

　川「…ここ誰もおらんの？」

　河「え、空席なん？カメラさん？？」

　ト「そこは！わざと開けております」

　水「え、もうここからトキが仕切るん？」

　すごいドヤ顔でトキが座っとるけど
　これお前の番組ちゃうぞ？

　ト「題して！Aとの思い出トーク！！！」

　いよっ！と手を叩いて一人盛り上げようとするトキ
　いやいや突然なんやねん
　案の定総ツッコミを受けるトキ

　田「今Aちゃんお休みして、いないじゃないですか
　だから思い出面白トークして
　 Aちゃんのこともお届けしよう！
　という企画です」

　水「いや、なんで藤崎が仕切るねん」

　ト「俺が考えたから、これ」

　河「い、いやいや確かにええ案やけど」

　稲「あの、ここに白い箱ありますけど」

　稲ちゃんが白い箱を取り出す
　上から手を突っ込めるそれは
　多分中に何か書かれた紙が入っとるねんよな

　ト「その中にテーマが書かれてます…
　時計回りにそのテーマにそって
　 Aとの思い出を語ってください！」

　濱「うわー！そういう企画かぁ！」

　山内「え、それ全部ガチで？」

　田「嘘つかんでくださいねー」

　秋「いや、これ素面は厳しいで！」

　山名「え、飲んでもええんですか？」

　スタッフさんからオッケーサインが出とる
　かなり攻めたなぁ…

　酒が運ばれてきて乾杯をする
　最初に話し出すのはゆずるやった
　
　
　
　