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一郎side (もう少し一郎が続きます!)



ザザァー

髪の毛を最初にとかしてからドライヤーのスイッチを入れ、乾かし始めている。


目の前で椅子に座っているAさんとは、ドライヤーの音で聞こえなくなるだろうから会話はしていない。


あー…力加減これでいいのか?


つか、女性の髪ってこんな感じなのか…


スルスルと指の間を抜けていく長さのある髪。


ドライヤーの風に乗って感じる優しい香り。


弟たちにするときとは違ってどこか少し緊張を覚える。


一「Aさん、熱かったりしませんか?」


ドライヤーの音に負けないよう耳に近づいて話しかけてみる。

が、


『……すー…』


一「おーい?」


目の前の鏡の方に目線を写し、Aさんを見てみる。


一「…?
寝てんのか?」


わしゃわしゃと動かす手の動きに頭を若干揺られながらも、気持ちようさそうに目を閉じているAさんがいたのだ。


上手く乾かそうと必死で髪ばっかり見てたからか、全然気づかなかったぜ…


ようやく乾かし終え、静かにドライヤーを置く。


一「…お酒、あとからくるタイプなんすか?」


起きるか起きないかくらいの小声で問いかける。

そして彼女が椅子から倒れないよう見張りながらも、周りにあるタオルやくしを片付け、彼女の荷物らしきものもまとめていく。


一「参ったな…こりゃ起こせらんねぇよな」


だがこのままってわけにも、なぁ…


なんとなく、ツンっと頬を突いてみる。


『んっ…』


眉を一瞬ひそめたが、次の瞬間には突いた方向とは反対側に顔を向け、また優しい表情になっている。


一「…////(かわいいかよ!!!)」


こんな無防備のままリビングで寝かせるのはやっぱ違ぇよな…


よし、俺らの部屋で寝させてやるか!


一「……よっと!

勝手なことをさせてもらうぜ。


許してくださいよAさん」


彼女を軽々と抱えれば、自分の胸元に彼女の顔がコツンとあたり自然と胸が高鳴るのが分かる。


一「っ……はあ…」


理性と戦うために小さく息を吐く。

そして一旦自分のお風呂の用意は置いていき、ディビジョン部屋に引き返すことにした。

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とうふ - 続きが楽しみです!更新頑張ってください!! (2021年11月10日 23時) (レス) @page18 id: 1f6bde34a4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 千さん» 千サマ☆温かいメッセージをありがとうございます、、!とても心に沁みました。千様に楽しみにしていただけて光栄です!更新頑張らせていただきますね!このようなご時世ですが千様もどうかお体にお気をつけください(*^^*) (2021年2月24日 1時) (レス) id: 7a29a5352d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ももさん、更新ありがとうございます。この続き凄く気になってました。良かったです。これからも色々大変かも知れませんが、無理せず更新お願いいたします。体調には気を付けてくださいね。本当に嬉しい限りです。 (2021年2月23日 13時) (レス) id: 2995b37652 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 讃良さん» 讃良サマ☆随分と返信が遅くなり申し訳ありません…!素敵なメッセージをありがとうございます。讃良様が幸せになってくれて私も幸せですっ(*^^*)更新を再開しておりますので、また遊びに来てくださると嬉しいです! (2021年2月22日 18時) (レス) id: 7a29a5352d (このIDを非表示/違反報告)
讃良 - こんにちは。ももさんの作品を楽しませていただいております。とても面白く、幸せになれます。どうか体調にはお気をつけて、でも、早く更新を待っております。頑張ってね。 (2020年8月1日 22時) (レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2020年7月24日 17時

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