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そして腰に手を回されたまま耳元で囁かれる。
「…今日は俺様の部屋で寝ろよ。
返事はハイだけな(ニヤ」
『…え!!!はっ?はっ?!』
三「…っとこんな感じですが……Aさん?どうかしましたか?」
三郎君が顔を上げる前に左馬刻さんは手を離し、反対側を向いてまるで何もしていないという素振りをし席を立とうとしていた。
『あっ…ごめん三郎君!
もう一回説明してくれるかな…?』
三「構いませんけど…もー!今度はちゃんと聞いてくださいね!」
少し頬を膨らませて不満そうに話す三郎君がとてつもなく可愛く思え、先程の左馬刻さんのことを聞かなかったことにさえしたくなった。
ゲームを終えた頃の時間に、そろそろお開きにしようと誰かが言えば、皆が賛同し片付けを始める。
ちなみに銃兎さんが買ってきてくれたアイスクリームはボードゲーム中だったため三郎君と半分ずつにしながらいただいた。
そして、「あなたがピ○が好きだと言ったので」という言葉とともに、ストックとして買ってきてくれた物を丁寧に冷凍庫に入れて閉まっていた。
ス、スマートだ…
結果パーティーは盛り上がりを見せ、ディビジョンを交えて交流するのも悪くないと多くの者が口を揃えて言っていた。
それぞれが部屋に戻り一気に静まり返ったリビングのソファに座る。
ここにきてからあっという間に皆さんに受け入れてもらえて、借金の解決策まで導いてくれて…
ほんとにいろんな人がいるけど…
皆さんは悪い人じゃない。
騙していいような人じゃない。
中央区の監視役を続けるのはきっと間違っていた。
『乱数、ありがとう…』
そしてふと思い出す。
"今日は俺様の部屋で寝ろよ"
い、いや…
え〜〜〜………
…その前にまずはお風呂に入らないと。
入浴を終え着衣し、髪の毛を乾かそうと脱衣所を出て洗面所にて。
洗面所へ向かってくる足音が聞こえ、動きをやめてなんとなく警戒していると…
一「…うぉっ?!
わ、悪ぃ!!誰もいねえと思ったから思わずびっくりしちまった…っす……」
『一郎君か!ごめんごめん、なんとなく静かにしちゃってた(微笑)』
お風呂の用意を抱えた一郎君が鏡に映っていた。
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とうふ - 続きが楽しみです!更新頑張ってください!! (2021年11月10日 23時) (レス) @page18 id: 1f6bde34a4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 千さん» 千サマ☆温かいメッセージをありがとうございます、、!とても心に沁みました。千様に楽しみにしていただけて光栄です!更新頑張らせていただきますね!このようなご時世ですが千様もどうかお体にお気をつけください(*^^*) (2021年2月24日 1時) (レス) id: 7a29a5352d (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - ももさん、更新ありがとうございます。この続き凄く気になってました。良かったです。これからも色々大変かも知れませんが、無理せず更新お願いいたします。体調には気を付けてくださいね。本当に嬉しい限りです。 (2021年2月23日 13時) (レス) id: 2995b37652 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 讃良さん» 讃良サマ☆随分と返信が遅くなり申し訳ありません…!素敵なメッセージをありがとうございます。讃良様が幸せになってくれて私も幸せですっ(*^^*)更新を再開しておりますので、また遊びに来てくださると嬉しいです! (2021年2月22日 18時) (レス) id: 7a29a5352d (このIDを非表示/違反報告)
讃良 - こんにちは。ももさんの作品を楽しませていただいております。とても面白く、幸せになれます。どうか体調にはお気をつけて、でも、早く更新を待っております。頑張ってね。 (2020年8月1日 22時) (レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年7月24日 17時