藤井の婚約者ですが！！

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背中に壁がぶつかって逃げ場がなくなったと悟った。











私の頬に望さんの手が添えられる。












ビクッと体を震わす私を見て
「かーわい」と笑った。












望さんの顔が近付いてきて必死に顔を背けると、ﾋﾟﾁｬｯと耳に舌が当たった。










「ひゃぁっ」












流星にもこういう事は何度もされたけど、耳を舐められると力が抜ける。













初対面の人にこんなことされるなんて思ってもなかった。













「望さんっ、、やめてっ」












望「Aちゃんがちゃんと従ってくれへんと契約解除するで？？」











「そんなっっ、、」












望さんを睨んでも、
望さんは余裕そうに笑うだけ。












「わ、私っ！！婚約者がいるんです！」













そう言うと望さんの手が止まった。















望「だれ？」













「私の会社の社長です、、」












望さんはその言葉を聞いて、
目を丸くした。









望「流星のこと？」











「流星と知り合いなんですか、？」












「流星」と呼ぶってことは
相当、深い付き合いなはず。












望「知り合いも何も幼馴染みやけど、」












「へっ？！じゃあ、重岡大毅もご存知ですか？」











望「シゲ？！え、あ！そっか！

シゲ、流星の会社で働いてる言うてたな！」












「詳しく聞かせてや」と手を引かれてソファに座らされた。














「詳しくも何も、重岡は同期で仲が良くて。」










望「シゲの事やなくて流星の方」












「えっと、流星は、、」












「婚約者」としか言えない。












望「ほんまに婚約者なん？」












疑うような目で私を見つめる











「婚約者ですよ、？

同居もしてますし、、」












望「ふーん。


じゃあさ、もうこんな時間やし
Aちゃんを家に送るついでに流星に会わせてや！」













「いいですけど、、。」












流星には元々、
「今日は遅くなる」って伝えてるから
流星とのLINEを開いて「今から帰る」と伝えた。



















望「ほら、乗って？」











望さんの高級そうな車に乗って
家の場所を伝えた。











(のんちゃんは免許持ってる設定です)

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