恋の魔法には期限がある (ページ6)

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こんな地味子相手にも優しく接してくれる藤井様はやっぱり素敵な王子様

抱きしめられて心が安心してる

そっと体が離れて少し寂しい

流「なんで濡れてんの？」

え、、今ですか？

今更過ぎませんか、藤井様

天然って聞いたことあるけどほんまやったんや

「私、アホなんで色々あって濡れちゃいました笑」

流「そっか笑」

藤井様アホそうやもんな

分かりやすい嘘にも気付かへん

その方がこっちとしては助かるけど笑

重「流星ーー！どこーー？！」

重岡様の叫び声が聞こえて
藤井様と2人で苦笑い

流「あいつ声でかすぎ笑」

「そうですね笑

じゃあ私はこの辺で。

色々とありがとうございました」

頭をぺこりと下げて
帰ろうと背中を向けると

重「あ、地味子ちゃんや」

と、後ろから声が聞こえて振り返る

重「え、なに？流星、地味子ちゃんと喋ってたん？」

そう問いかける重岡様の後ろには神山様も小瀧様もいる

流「え？Aちゃんって地味子ちゃんって呼ばれてんの？」

ポケっと私を見つめる藤井様

少し沈黙が流れた後、重岡様が口を開いた

重「ええなーー！！流星！！

俺もずーっと地味子ちゃんと喋ってみたかってん！！」

「え、？」

神「待ってやシゲ笑

Aちゃん困ってるやん笑」

望「へー！！Aちゃんって名前なんや！！かーわい！！」

「えっと、、？」

これはどういう状況ですか？！

3人に自己紹介されて私も自己紹介する

重「Aちゃん特待生やのにサボっててええん？笑」

「良くないです笑」

望「そらそーやろ！笑」

あまりにも四大王子が優しいから
自分の分際を忘れて盛り上がっていた

まさかあの子達に見られてるとは思って無かった

佳「くそっ」