恋の魔法には期限がある (ページ5)

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慌てて立ち上がって藤井様を見る

流「さぼり？」

「えっと、、その、、」

確かにさぼりやけど何て返したらええか分からへん

流「ふはっ笑」

テンパる私を見て藤井様は笑った

流「さぼりやん笑」

「ち、違いますよっ！！

あ、休憩！休憩中です！！」

流「1人だけ休憩時間なん？笑」

好きな人とこんな近くで話しているから緊張するしなにより顔が熱い

平然を装って私も仕返しのように問う

「そんな藤井様もさぼりですか？？」

流「休憩中笑」

「藤井様もサボりやん！笑、、、あっ」

やばい、ついタメ語出してもうた

「ごめんなさい、失礼しました」

頭を下げて謝る

流「君も関西弁やね」

「え、あ、はいっ」

怒られると思ったから意外な返しに驚いた

流「この学校、俺ら以外にも関西弁おってんなぁ」

確かに、
四大王子は関西弁でとてもお金持ちとは思えない喋り口調やし私と四大王子以外に関西弁を使っている人は見たことがない

みんなお嬢様言葉っていうのもあるんやろうけど。

流「君、名前は？」

「そんな名乗るほどの者ではないです、、。」

流「ええから」

「はい、、吉川 Aです、、。」

流「Aちゃんかぁ、素敵な名前やねﾆｺｯ」

ﾄﾞｷｯ

「ありがとうございます！

父と母が2人で考えて付けてくれたんですﾆｺｯ

今はもういないですけど、、。」

2人は今頃何をしてんねやろ

流「こんなん聞くん申し訳ないけど、、死んではるん？」

「違いますよ！

2人は私を置いてどこか行っちゃったみたい、苦笑

貧乏だから養ってあげれないって
捨てられちゃった、、笑」

流「無理してる」

「え、？」

流「無理して笑ってる」

藤井様は私をぎゅっと抱きしめる

「濡れちゃいますよっ」

流「変なこと聞いてごめんな、？」

「全然大丈夫です、。」