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電車に揺られながらAの最寄り駅のホームに着いた
そこで待ち合わせするのが俺らの定番やった
ホームのベンチに腰掛けて待っていると
Aがやって来た
「お待たせ！」
重「よっ！」
「どこ行くん？」
重「俺らの昔のデートコース久々に体験せーへん？」
「ふふふ笑 いーよ！」
2人で電車に乗ってまた更にここよりも田舎に行く
この辺になると電車の車両も2両しかない
「この街も全然変わらんなぁ」
目を輝かせながら窓の外を眺めてそう呟いた
重「せやな笑 懐かしいわ」
「ねっ笑 こっちに来ることも無くなったからなぁ笑」
目的の駅について
昔のデートコースを2人肩を並べて歩く
彼女はずっと「懐かしい」と微笑んでいた
重「なぁ、A」
「ん？」
重「ごめんな」
「へへへ笑 何、急に？笑」
重「8年前のこと」
俺がそう言うとAはピタリと足を止め
笑顔が消えた
重「Aに何の理由も無しに「別れよう」とか言うて、東京に行くことも黙ってた」
何も言わず俯くA
「仕方ないよ、、」
そう言ったAの声は震えてて
顔を覗き込めば涙が頬を伝っていた
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作者名：ももち
| 作成日時：2018年3月31日 23時
