叶わぬ恋は人を盲目にさせる【^ra^】

番外編ー誕生日 ページ14

ra side



家に帰ると少し大きめの紙袋が届いていた。



友人の誰かからだろうと思い、住所を見てみるが、学校付近の住所で絶対に違った。



じゃあ誰が、なにを、？？？と思いながら恐る恐る開けてみる




ra「おぉ、、、」




そう感嘆の声を上げてしまったが、中にはセーターと靴下、手袋と手紙が入っていた



プレゼントに手紙を入れて送ってくれる人なんて、思いつかないまま手紙を開けて見る




そこには綺麗な字でこう書いてあった



ーらだ男様へー



らだ先生！！happy birthday！！



確か誕生日は11月11日って言ってたような気がするので、夏休み送ったハガキの住所に送ってみました！！



無事届いてくれてると嬉しいです！



ra「学校の子、か」



よく覚えててくれたな、と嬉しく思いながら続きを読む



今年は結構冷えると思うんです！なので暖かい衣類を送らせていただきました！！



是非着たり、身につけたりしてくれたら光栄です！！



冬もお体に気をつけて、これからもよろしくお願いします！！！



ー鮫山 Aー




ra「Aさん、か、、、」



そして無意識にプレゼントを抱きしめて誰もいないところい呟く



ra「ステキなプレゼント、ありがとう、！」



今度、この住所にお菓子でも送ろうかな、、、そう考えながら時計を見る



ra「うわ、やっば！！！」



これから友人達が誕生日会してくれるのに！！遅れるわけには行かない！！



俺は、もらったものを丁寧においてから、慌てて家をでる




急いで向かいながらボソッ、と一言。



ra「生徒どころか、あの“4人”以外に初めて、プレゼントもらったかもなぁ、、、」



そう言いながら自然と涙が出てくる、



ra「悲しいんじゃなくて、嬉しいの！！！！本当に！」



そう誰もいない車の中で叫ぶ



叫びながらも涙は止まることを知らずにずっと流れ落ちてくる





ru「いらっしゃーい、って！なんで泣いてんの！？！？！？」



ra「生徒から、プレゼントがぁ、、、！！！」



ru「、、、あははw良かったね。」






Aside



らだ先生喜んでくれてるかなぁ、、、



無事届いていると良いなぁ、、



そう思いながら私が、ギュ、と握りしめているものは



先生と色違いの手袋。



あぁ、先生私の気持ちの大きさに気づいてくれませんか??(大好きです。伝わりませんか??)



私はにこり、と微笑みながら夜空を見上げた




＿＿＿＿＿＿＿



雑ですが、、らっだぁさん、お誕生日おめでとうございます！！三十路、、(ボソッ

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