併合しませう【htrnrn】 ページ9
併合しませう【htrnrn】
※退路無しの続き
ひょんな事により(前回参照)ネットで知り合った友達、ひとらんらんが恋人に昇格した。
あれから結婚を前提にお付き合い、しているんだけど常にひとらんらんペース。「駅前で待ち合わせしてどっか飯行こう」とLineが届いた。「？」つかないんですね…。
ソッチがその気なら仕事が忙しかったストレスともう一つのストレスを解消すべく愚痴りに行くことにした、それに行かなかったら鬼のように電話されそう。
「引っ越そうかと悩んでいるの。」
「なんで？」
「隣人が五月蠅いから。」
アパートに住んでいる私の悩みは三か月前に引っ越してきた喧嘩の多いカップル。
夜中に怒鳴り声、物を壁にぶつける音、泣き声…睡眠妨害だよ。
大家さんに言ったんだけど、お手上げらしく「あとは警察なんだけど」って言われた…頑張れよ大家。
「そんなわけで、仕事もあるし物件探しもあるから中々会えなくなると思うから。」
コーヒーを一口飲んでそう言えば、ひとらんらんは「え？」と声を出した。
忙しいんです、ええ。別にこういう関係になった理由があれだから愛がないわけではない、むしろひとらんらんは意外とマメで連絡も会う機会も多く設けてくれる。
頭もいいくせに天然なところとか意外と好き、だけど忙しいもんはしょうがないよ。
一応「ごめん」と言っておく。これ以上の安眠妨害は嫌なんだもん、早く引っ越したい。
するとひとらんらんは、コーヒーを飲みながら瞳を細め考え込んだ。ぬーん、と発するオーラがなんとなく嫌なものに変わっていくのを感じる…あ、怒ってらっしゃいます？復讐鬼かな？
「あの…落ち着いたらまたこうして…」
「分かった。我慢する。」
やばい、と私が取り繕う前にひとらんらんはカップを置き私に諦めの色を滲ませつつそう言ってくれた。
…わかってくれると正直思っていなかった。だってひとらんらんは私のことを本気で好きでいてくれているから。退路のない男には前へ進み愛を貫くことしかできないから。
だから理解してくれたことが嬉しかった、つい聞き返してしまうほど。
「ほ、本当に？」
するとひとらんらんはニッコリ笑った。
「んな訳ねぇじゃん、ばーか。俺の家においで。」
先輩それ婚前同棲ってやつっす。丁重にお断りさせていただこうとしたら、マジHoIガンギマリ外交がスタートした。
結果、一時間後に私が折れました。併合されて、来月かららんらんぐらしスタートよ。そんなー(´・ω・`)
2016/05/17
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帽子かぶり(プロフ) - 雛菊さん» これからは今までとは少し違う感じの作品になりますが、最初の頃の気持ちを忘れずにやって行きますのでどうぞよろしくお願いします(*’ω’*)コメント、そして最後までのお付き合い本当にありがとうございました！ (2017年5月27日 17時) (
レス) id: 8c87802349 (このIDを非表示/違反報告)
帽子かぶり(プロフ) - 雛菊さん» 初めまして雛菊様、たくさんの嬉しい言葉本当にありがとうございます!誰かの心に響けばいいなとは思いながら書いていましたが、こうして雛菊様から言葉を貰うと感極まる物がありますね(笑)まさか有名な雛菊様からこんな嬉しい言葉を貰えるとは…書いて良かったです、 (2017年5月27日 17時) (レス) id: 8c87802349 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - きっと貴方様の小説で国民は増殖したのだろうと確信しております。私もその一人ですから（笑）これからも細やかながら応援しております。素敵な作品を今までもこれからもありがとうございます。連投長文失礼致しました。 (2017年5月26日 17時) (レス) id: b42dc9bdfb (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - ラストのgr小説は最後を飾るのにぴったりの最高に美しい話でした……！あとがきを読んでいて引退するのかとヒヤヒヤしてしまいました。長編連載おめでとうございます。帽子かぶりさんの作品を読み続けられることが本当に嬉しいです。 (2017年5月26日 17時) (レス) id: b42dc9bdfb (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 短編完結おめでとうございます。ハマりたての頃占ツクで帽子かぶりさんの小説を発見し文才発想器用さその全てに惹かれ、夢小説読者生活○年の中で初めて筆をとりました。それ故短編の完結は非常に感慨深いです。 (2017年5月26日 17時) (レス) id: b42dc9bdfb (このIDを非表示/違反報告)
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