2-9話 ページ10
Aside
A『祭り?』
林「うん!夏休み終わる前にやるんだけどさ!」
A『終わる前って、まだまだじゃん。
今言わなくても…』
林「だって明日から合宿でいないじゃん!!」
午前の練習が終わり、同じく午前の練習が終わった結菜ちゃんと合流して昼ご飯を一緒に食べていた
林「だから今のうちにAと行く約束取り付けておくの」
A『絶対私、忘れてると思う。近くなったら誘ってよ』
林「それじゃダメなの!!」
突っかかるぐらいの勢いで結菜ちゃんが近づく
その顔は必死であった
林「絶対A、バレー部の誰かと行くじゃん。
まだ何も予定が入ってない今がチャンスなの」
A『誘われないと思うけど』
林「いいや!絶対誘われる!
部活仲間なんかもう彼氏とか友達を誘うって言ってたから絶対ある」
あっ、他の人に断られたのね
林「絶対私とだからね!」
A『分かった分かった』
そんなに祭りが楽しみなんだな
まぁ、折角だし行ってみるのもいいかも
A『あっ、買い物行かなきゃ』
林「何買いに行くの?」
A『救急箱の中に入れるやつかな?合宿だし、買い揃えておいたほうがいいかなって』
林「そういえば、合宿ってどこまで行くの?」
どこまでってたしか…
A『兵庫だった気がする』
林「関西まで行くの!?」
A『うん、いつもは関東のどっかって聞いてたけど今回は関西まで行くらしい』
林「強豪ってすごいわ…」
私も聞いたときはびっくりした
しかも、まさか"また"会うことになるとはね
A『ハァー』
林「乗り気じゃない感じ?」
A『いや、そういうわけじゃないんだ』
林「?」
行きたい行きたくないとかそういうのじゃない
何かが起きそうで少し不安なだけ
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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時