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女子の合宿所の隣の建物に、食堂があり、
その奥に男子の合宿所がある。
食堂はさすがに男女共有らしい。
ハル「今日は親子丼か、カツ丼とか選べるらしいよ。」
「じゃあ親子丼かな。お腹すいた…」
初日を終えた安心感でお腹ぺこぺこだ。
一列に並ぶ形式でどんどん皆がご飯をもらっていく。
??「親子丼って、なんで親子丼っていうか知ってます？」
??「知らんわ」
??「鳥肉と卵を使うからですよ」
??「あ、ニワトリの親と子供だからってこと？？」
??「そうです」
私の前に並んでいた男子二人がそう話し始めた。
…少し食べる気が失せた。
「……」
そして、わざとらしくこちらに振り返って、
??「らしいですよ」
と、一人がそう言ってきた。
「……それは私がニワトリの親子を食べようとしてるから、残虐な人間だと言いたいんですか？」
振り返った男の子はすらーっと背が高くて、目が細くて、まるでセブチのウォヌくんのような人だった。
腹部についている名前を見ると、
金城何て読むんだ？海？
金城「いや、あまりにも後ろから親子丼を楽しみにしてる声が聞こえたから教えてあげようと思ったんです。」
「余計なお世話です。食べる気が失せました。」
金城「……そうですか。まぁこういう話聞くと食べにくくなりますよね。」
すごいこの人、無愛想だし何なの……と、思っているとその金城の後ろの子が「すみません」と苦笑いしていた。
「…貴方は何を食べるんですか。」
金城「親子丼です」
全く表情変わってなさすぎてロボットみたいだ。
「……意味わかんない」
金城「ふっ、そんなもんです」
そして、笑われた。
悠々と親子丼を持っていき、席につく金城。
後ろめたさを感じて私はカツ丼に変えた。
「なんかむかつく、」
ハル「いやレベル評価のときめっちゃAは金城くんのこと褒めてたよ。」
「え、」
ハル「声がタイプって」
「…」
気持ちのままに呟くのはやめよう。
ハル「しかも同い年だよ、たぶん」
席について、カツ丼をばくばくと食べた。
「同い年？！」
ハル「うん。19歳って言ってた気がする。」
「…余計に腹が立ってきた。カツ丼も美味しいけど親子丼食べたかった…」
すると、奥の方に座っている金城とパッと目が合う。少しだけふっと笑って、見せつけるように親子丼を食べ始めた。
「許さん」
私のライバルがさっそくできてしまった。
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UNKNOWN(プロフ) - あんこさん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2020年1月8日 15時) (
レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
UNKNOWN(プロフ) - ななかさん» 遅くなってすみません！2できました！これからもよろしくお願いいたします！！ (2020年1月8日 15時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - きゅんきゅんしながら読ませて頂きました。更新楽しみにしております！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 00d8e05118 (このIDを非表示/違反報告)
ななか(プロフ) - 全然大丈夫です！楽しみすぎて先走ってしまいました泣反省....楽しみにしてます！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: dbc05699e2 (このIDを非表示/違反報告)
UNKNOWN(プロフ) - ななかさん» すみません！まだできてないです！！明日か明後日には作ります。お知らせせずにすみませんm(__)m (2020年1月3日 18時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2019年11月25日 22時
