料理〔Horror〕 (ページ10)

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あれから数時間後

Aは捕まったようだ。

だが、しっかりしている。

落ち着いていたらしい。

そして、Aの親と会わせると

発作が起き、泣いて暴れまわるとのこと。

親は「洗脳されている」と訴えたが、

どうやら俺が刑事に言ったことが効いたようだ。

親が捕まった。

理由は、Aの証言。

「いたいの、された。あそばれてた。」

と言ったらしいのだ。

A、お前は偉いぞ。

ちゃんと、言えたんだな。

そう思いながら、警察署からとぼとぼ帰った。

Aが帰ってくるのは数日後らしい。

…久しぶりに、1人だ。

いつもは、あいつが居るのになぁ。

俺は、物足りなさを感じながらテレビをつける。

＿＿＿先日、行方不明になっていたAちゃん(5)が見つかりました。

ホラーさん(19)に、保護されていたようです。

また、ホラーさんやAちゃんの証言により

Aちゃんの親、○○容疑者と○○容疑者を逮捕しました。

証言によると、毎日暴行を受けていて

どんどんヒートアップをしていた時、

隙を見て逃げたそうです。

警察は容疑者2人に事情聴取をしていますが、

話が進まないようで＿＿＿＿＿＿

…保護。

違うな、まだ。

…俺が、育ててんだ。

…もう、家族なんだよ。

大切に、育てたいんだ、だから

邪魔しないでほしい。

===

数日後

俺は卵焼きを作っていた。

ｺﾄｺﾄ、ｼﾞｭﾜｧ。

車の音がする。

どうやら、来たみたいだな。

ﾊﾞﾝｯｯ

『ただいまぁーーっ！！！ほらあーーーーっ！！！』

゜

それは、モンスターと小さい子供の物語。