一般人と私【七海建人】【呪術廻戦】

12話 ページ13

昨日待ち合わせ時間ギリギリだったから、今日は早めにきた


祓った時の事を話すとは言ったけど、今、凄く体調が悪い←唐突


自分の事なのに、未だに仕組みが分かっていない私が悪いのだけれど
指で放つだけで祓えることを知ってから、沢山使った


そのせいか、3発目くらいから、頭が重く感じるようになって今に至る
普通に会話できるだろうか。このままどんどん悪化したら……倒れるのかな



『はぁ。そろそろ時間だ』

七海さんに"無理をしないように"と言われたのに、今の状態はきっと"無理をした"に入ると思う
私がヘンナノを祓う事を止めようとするほど、七海さんは優しい人だから、心配させてしまうかもしれない


頑張って隠すぞ！A！
顔色はさっき見たけど大丈夫だった！
バレないはずだよ！


そうこうしていると、七海が遠くに見えた



七海「すみません。遅れました。」



『遅れてませんよ。私が、少し早く来ただけです』
着いてからずっと私を見てくる七海さん



『何かついてます？』



「無理しましたよね？」



『え』
秒でバレちゃったよ？なんで？変な振る舞いもしてないし、顔色も悪くないはず



「その様子だと図星ですね
どこが痛いですか？気分は悪くありませんか？
休みたければ、話すのはまた今度でいいです」
やっぱり。凄く優しい人



『大丈夫です。少し頭が痛いですが、食欲もありますし元気です！ほら、カスクートデビューです！』
パン屋の袋から出して見せれば
七海さんは、店員が言っていたのはAさんの事だったんですね、と言った



『私も七海さんと同じ反応だと言われましたよ。もしかして、報告されちゃいました？』



「まぁ、そんなところです」
何その曖昧な回答
他に何か言われたの？？…これ以上詮索しないでおこう



「Aさんが大丈夫と言うのなら、話しますが
悪化したら言ってください。」
もう、無理をしたら許しませんと釘を刺された



『は、はい。約束します！
えーっと、今日は祓った時の話ですよね』



「はい」
昨日の事、今までの事を教えた


今までは、手に力を入れて変なのに当てていた
そうすると、何匹(？)目かで体調が悪くなった


昨日は、触って祓えそうに無いから、試しに思いついた放つスタイルで力を込めると、祓うことができた


で、今日も放つスタイルは便利だから使っていたら体調が悪くなった



「なるほど…そうですか。」
そう言うと、七海さんは考え込んだ

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