草原の青年 ページ9
青年といっても、僕よりちょっと年上くらいの子だ。
幼い顔立ちをしているが、なんとなく雰囲気からちょっと年上な感じがした。
青年は青く映える黒髪黒目。緑のシャツに黒いデニムパンツが似合っていた。何より驚きなのが、首飾り。普通は女性がつけるような花がモチーフのものなのに、青年には似合っていた。
なんとなく、近づいた。
「隣、いいですか?」
すると、青年は天真爛漫という言葉がよく似合う笑顔で頷いた。
「ぼくは青夢。きみは? この辺じゃ見かけないけど」
かなり気さくなようで、話しかけてきた。親しみやすい笑顔に、僕も紫淋です、と名乗っておく。
「紫淋かあ、よろしく。あ、ぼくのことは青夢って呼んでね。呼び捨ての方が気楽だから」
「は、はい」
「敬語もやめてね。そんなに年違わないだろうし」
かなり人好きな性格らしい。
草原をさわりと風が駆けた。
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます。引き続き、お楽しみください。 (2019年4月6日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してます! (2019年4月5日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年4月5日 22時