検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:1,126 hit

また会おうね ページ22

そんなところにカジュアルな衣装を着た女性がやってくる。見間違えようのない金髪の長い三編みと青灰の瞳。実緋さんだった。
実緋さんの姿を見るなり、蒼生さんは警戒心などなかったかのように消え失せ、跪いた。青夢もさすがに礼を執るくらいはした。
何せ歴史の教科書に載っている偉人そのままの容姿の人なのだ。この国の人ならば、敬わないわけがないだろう。
「実緋さま。お目にかかれて光栄です」
「そう固くならないでください」
実緋さんを敬う蒼生さんの言葉に実緋さんは苦笑した。こういう感じは慣れているのだろう。
すぐ僕に目線を移した。
「紫淋さん、帰りが遅いので心配してきたのですが」
実緋さんがそう口にすると蒼生さんの雰囲気は一変した。僕への警戒心は消え失せたらしい。やはり実緋さんはそれくらいの名を持っているということだろう。
青夢はもっと話したそうだったが、さすがに実緋さん相手にはそう弁は立たないらしく。
「じゃあ、紫淋、またね」
というに留めた。

一般の友人→←青夢と蒼生の関係



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:パズルバース , 心の欠片 , 虹の死神   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます。引き続き、お楽しみください。 (2019年4月6日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してます! (2019年4月5日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:九JACK | 作成日時:2019年4月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。