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隠れ蓑 ページ3
僕は目を丸くした。丸くするしかなかった。
頼ってください、と言われても、僕はそもそもこの国の人間ですらない。まあ、それは実緋さんも知らないことだが。
実緋さんが具体的に説明してくれる。
「あなたは国の有力者の一人である緑鵺さんに目をつけられたと聞きます。彼は傍若無人で有名です。武力もあれば権力もある。足りないのは知力くらいでしょう」
何気に毒舌だが、自警団の存在は僕でも知っているくらいだ。国の有力者でもおかしくない。
なんとなく、実緋さんの言いたいことがわかってきた。
「つまり、緑鵺さんから匿ってくれると」
「これでも同格かそれ以上の家柄ですから」
かなり強気な発言だが、サクラの一族というだけで確かに実緋さんの影響は強そうだ。おまけに先祖返りの容姿。おそらく才能も継いでいるだろう。いくら有力者でも下手な手は打てまい。
つまり、隠れ蓑には絶好の場所、というわけである。
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます。引き続き、お楽しみください。 (2019年4月6日 1時) (携帯から) (
レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも応援してます！ (2019年4月5日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九JACK | 作成日時：2019年4月5日 22時
