友達 ページ15
今度は僕の意見に青夢が感動した。
「本当に軍人さん? すごい中立的な意見だね」
その認識に対しては、二、三言っておかなければならないだろう。
「軍人にだって色々いるよ。国の理念や大義名分を全部信じて行動している人ばかりじゃないし、戦争の終わらせ方は一つじゃない」
どちらかが勝って終わるだけが戦争ではないだろう。
そういう考えを述べただけなのだが、紫淋って穏和なんだね、と言われた。何か理解に錯誤があるような気もするが、指摘するほど大きなことではない。
と、意見交換に花を咲かせていると、知らない人の気配がした。
そちらを見ると、金髪蒼眼の青夢と同じ年頃の青年がこちらに向かってきていた。迷いなくこちらに向かってきている。
誰だろう、と思っていると、青夢はその青年に「蒼生(アオイ)」と声をかけた。
青夢が僕に紹介する。
「この子は僕の幼なじみで親友の蒼生だよ。よろしくね」
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます。引き続き、お楽しみください。 (2019年4月6日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してます! (2019年4月5日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年4月5日 22時