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経由 ページ25
かなり悪どい手法にはなるが。
僕が二人を連れて向かったのはとある会社だ。その会社を前にして、二人が固まる。無理もない。
その会社の名前はタルデス社。世界を股にかけ企業展開する世界一有名な多国籍社である。
「こ、こんなところに私たちのような一般人が入ってもいいものなのですか?」
尻込みするのも無理はない。それくらい大きな会社だ。このビルはこの国の支部である。
僕は安心させるように笑んだ。
「安心してください。ここの元締めとは顔見知りです。それにパズル種にも理解があります」
アルさんが驚いた顔をする。アイラさんがやはりただ者ではないな、と呟いたが、ここは教会と関わっていれば自然と行き着く場所なのだ。
「この会社は各国の教会を支援しています。それにお二人がご存知の通り、権威もあります。ここを経由すれば、譬バレても、おいそれと手出しはできません。
この会社を敵に回すような愚は犯すものではありませんからね」
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年3月24日 13時