年下の男の子 (ページ4)

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『...私ですか？』

『何もあげてないですし...』

「いや大丈夫です。駄目ですか？」

この子の方が背が高いのにまるで上目遣いをされているような気分になるくらいきゅるきゅるな目でこちらを見てくる。
さすがの私もこれは断れない。

『...はい』

私のインスタのQRを表示した画面を見せる。

「申請したので許可しておいてください。ありがとうございます」

リクエストがきたので見てみると、

《ハンユジン》

名前の欄にはそう書かれていた。
かなりフォロワーも多いみたいで交換したのを少し後悔した。
私のフォロワーは100人もいかないくらい。
それなのにユジンくんは1000人以上もいる。

「え、あの子こんなフォロワー多いの？」

隣にいたゴヌクも驚いているみたいだ。

「Aーーーー」

明らかに落ち込んでいるハユンが戻ってくる。

「イケメンくん見つけられなかったーーー！！！！」

「どんまいAはイケメンに話しかけられてたよ」

ゴヌクが何故か先生にチクるみたいにそう言う

「うそ、嘘でしょ」

見てみろよと言わんばかりに私のスマホを指さすとハユンは私のスマホの画面を覗き込んでくる。

「....ハン、ユジン......？」

『知ってるの？』

「知ってるも何もイケメンくんがその子だよ...
例のイケメンくんがハンユジンなの！！」