年下の男の子 (ページ24)

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いや、好きになんてなるわけないのに

「ねー！私観覧車のりたい！！」

「いいじゃん！行こ！」

ハユンとギュビン君はどれだけ体力があるんだ....
走り出した2人を追いかけるように早歩きでその後をついて行く

『...はぁ、はあ、やっと追いついた...』

「Aーー！！はやく！」

『分かった分かった』

私と一緒にきてくれたユジン君は疲れてなさそうで私が大袈裟に見えるかもだけど、持久走の中盤くらいには疲れている。

そこまで並んでいなかったのですぐ順番がくる。
4人で乗り込もうとすると、

「老朽化が進んでいて安全の為に2人ずつでのご乗車をお願いしています。ご協力お願いします。」

まあ、当たり前に私とユジン君になるわけで、

「僕怖いところ苦手なので手繋いでくれませんか？」

『絶対嘘でしょ騙されないから』

「さすがにもう引っかかりませんか笑」

「でも手繋いだらダメですか？、」

今暑いのはきっと
ここまで早歩きしたせいだ、あと密室だし、天気良いし、

ていうかこんなの他の人にも言ってるだろうし
そう言い訳ばっかが頭に浮かんでくる。
もう私も薄々気付いているけど、認めたくない。

『まだ、駄目...。』

人は簡単に変わってしまうって知ってるから。
もう傷付きたくない。