イライラ ページ9
-玉森side-
「何なんだよ、お前!」
のんきに答える宮田にとうとうキレてしまった。
宮田は全く驚いていない。
キレるってわかってたみたいだ。
弄ばれているようでイライラが止まらない。
「どうしたの、玉。何で怒ってるの。」
(まだ言ってる。)
少し困ったような顔で俺を見る。
(そんな顔で見るなよ。俺を怒らせたのはお前だろ。)
いても立ってもいられなくて、皆が待っているスタジオへ向かう。
宮田が追いかけてくる気配はなかった。
「あ。玉!やっと帰ってきた!宮田は?」
みつが困り顔で聞いてくる。
「知らねえ。」
ふてくされた顔で呟きメンバーの元へ行くと、後ろから宮田の馬鹿みたいな声が聞こえた。
「ごっめーん!飲み物貝に行ってた!」
汗をかきながら走ってくる。
「どこまで買いに行ってんだよー!」とニカに突っ込まれている。
(なんだよ。もう知らないし。勝手にしろよ。)
今日は雑誌の撮影だった。
スタッフがあらかじめ決められていたペアを言っていく。
「二階堂さん横尾さん、宮田さん藤ヶ谷さん、北山さん玉森さん千賀さんペアの順番でよろしくお願いしまーす!早速、最初の二人からどうぞ!」
「いってくるねー!」と満面の笑みで走っていくニカと、それについていくわったー。
残されたメンバーはそれぞれで会話を始めていた。
宮田はガヤと。
(何話してんだろ。)
「玉。どう?」
宮田のことを考えているとみつが話しかけてきた。
俺のことを心配してくれているんだろう。
「キレちゃった。」
さっきあった出来事を説明する。
みつは真剣に俺の話を聞いてくれていた。
俺の視線はみつから宮田へと移る。
宮田は普段通りガヤと話している。
(何で俺だけ。)
「でも、玉にだけ変だよな。他のメンバーにはいつも通りだし。喧嘩でもしたの?」
喧嘩なんてしていない。
身に覚えがない。
(俺が何したって言うんだよ。意味不明な理由だったらぶん殴ってやる。)
「次のお二人お願いしまーす!」
スタッフの声が響く。
前を向くと宮田とガヤが楽しそうに笑いながらスタジオへ向かっていくのが見えた。
「ばか。」
遠く感じる宮田を見ながら呟いた。
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チノ - すごく面白いです! (2019年4月3日 15時) (レス) id: e36c4739be (このIDを非表示/違反報告)
このちょこ - ここでー!?続きないんですかー。あったらおしえtください (2015年10月15日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - ここへのコメントは受け付けておりません。ここへのコメントは通知が来ないため返信することができません。何かありましたら、新しい方の作品にお願いします。ご迷惑をお掛けしてしまってすいません。 (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - たまちゃんさん» 夏バテ辛かったです...wありがとうございます!!たまちゃんさんも気をつけてくださいねー! (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - たまちゃんさん» 玉ちゃんが怒るのか、デレるのか、見どころですね!! (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱう | 作成日時:2015年6月1日 17時