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-宮田side-

「ボールペン型の隠しカメラをお渡しします。実行日にそれを服に絶対つけてください。そして、玉森さんにばれないように実行してください。」

隠しカメラを渡された俺は、それを鞄に押し込んだ。
隠しカメラの説明はすぐに終わり、その日はそのまま帰った。

午後からは俺たちの冠番組の収録があった。
あと一時間もすればみんなが来る時間になるので、先に楽屋で待っていることにした。
楽屋に入るとやっぱり誰もいなくて、ソファーに座りながら携帯を出した。
今ハマっているアニメのグッズを調べる。

「((ガチャッ」

楽屋のドアが開いた。
横尾さんが来たのだ。
(え?もうそんな時間?)
時計を見るともう40分もたっていた。
グッズに集中しすぎたせいで、いつも間にか時間があっという間に過ぎていたのだ。

「あれ?宮田今日早いね?」

いつもは半分くらいのメンバーがいる時間に楽屋につくので、横尾さんが驚くのも無理はない。


「雑誌のインタビューのために早く来てたんだー。」

「一人でインタビュー?」と怪しそうに俺を見てくる。
玉やガヤさんならありえるが、俺が一人でインタビューなんて普通はない。
メンバーには企画内容をばらしてはいけないので、必死に企画のことは黙っていた。

横尾さんはすぐに自分の私物を片付け、向かいのソファーに座り雑誌を読み始めた。
すると、ガヤさんが入ってくる。

「おはよー。あれ、宮だ。」

案の定ガヤさんも驚いている。
雑誌を読んでいた横尾さんが説明すると、「そうなんだ。」とすぐに納得した。
ガヤさんは横尾さんの隣に座って一緒に雑誌を読み始めた。
二人は何かを話しながらずっと笑っている。

何もすることがないので、携帯ゲームをしていると、外から騒がしい声が聞こえてきた。

「おっはよー!!」
「おはよー!」

二階堂と千さんが元気な声で挨拶をしてくる。
この二人が騒がしいのはいつものことなので、俺も雑誌を呼んでいた二人も普通に挨拶を仕返す。

すぐに北みつと玉が入ってきた。

「おはよー。」
「おはよ。」

ニカ千の元気な挨拶の後だと、すごく大人しく聞こえた。
二階堂と千賀は少し離れたところにあるいすに座って楽しそうに話していた。
北みつは私物を片付けていた。
玉はと言うと...

「何でお前が座ってんだよ。」

と毒を吐きながら俺の隣に座った。

臆病→←突然の企画



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設定タグ:kis-my-ft2 , 宮玉 , 宮田俊哉玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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チノ - すごく面白いです! (2019年4月3日 15時) (レス) id: e36c4739be (このIDを非表示/違反報告)
このちょこ - ここでー!?続きないんですかー。あったらおしえtください (2015年10月15日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - ここへのコメントは受け付けておりません。ここへのコメントは通知が来ないため返信することができません。何かありましたら、新しい方の作品にお願いします。ご迷惑をお掛けしてしまってすいません。 (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - たまちゃんさん» 夏バテ辛かったです...wありがとうございます!!たまちゃんさんも気をつけてくださいねー! (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)
ぱう(プロフ) - たまちゃんさん» 玉ちゃんが怒るのか、デレるのか、見どころですね!! (2015年6月14日 7時) (レス) id: 03cdbd4e13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱう | 作成日時:2015年6月1日 17時

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