【はたらく細胞】研修生の白血球

出会い−ショタと顔芸 ページ7

「……なかなかアグレッシブなんだな。Aは。」

「本っ当にすみませんでした！！」

1146番は半ば呆れ、赤血球は羞恥心で頬や耳を紅潮させている。
一方のAは満足気な顔をしているのであった。

『天使の笑顔を守るため、愛と真実の正義を貫く、Rな白血球の敵役！Aッ！ですから。』

「どこかでよく聞いたフレーズだな。」

三人で苦笑しながらそれぞれの仕事をするために分かれる。
赤血球と別れたあと、リンパ管に入る。

『シロ先輩。次はどこに行くのですか〜？』

「特には無いな。服をもらう場所は分かっていて、どの器官に入れば何処に着くことも分かっていて、地図も読める。大丈夫だろう。」

1146番はうんうん、と満足気に話す。

ぺらぁっ…

足元に紙が落ちてくる。

「もう！何してるんすか！！」

「すまないB細胞…。」

帽子を逆向きで被りつなぎを着た少年は呆れた様子で、如何にも紳士の様な格好をしたお兄さんは申し訳なさそうに散らばった紙を拾っていた。

『あ、あそこにいるつなぎの少年と紳士っぽいお兄さんは誰ですか？』

「あれは記憶細胞とB細胞だ。」

『大変そうですから手伝いましょう！』

「そうだな。」

1146番とAは顔を合わせると辺りに散らばったの紙を拾い、束になった紙を少年達にどうぞと差し出す。

「ごめんな。手間取らせてしまった。」


文字数的にピンチなので次回に続きます。

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