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城のベッドで休む私。その横に座るナム

ずっと頭を撫でているナムに少し恥ずかしくなって

視線を彷徨わせると、クスッと笑う声。

「からかわないで…」

NJ「いや、可愛いなと思ったんだよ」

「っもう…それより、あの地割れは…ナム?」

NJ「…そうだよ、王が境界線の内側に入った
人間の気配を察知して気づいたんだ。

それにあの竜巻…すぐにユンギさんだと分かった。
皆が危険だと知って、3人の気を読み取ったんだよ」

「そうだったの…」

NJ「それにAの声が聞こえた気がしたんだ。
守りたいって言う俺の願いに、大地が応えてくれた

本当に、無事で良かったよ…」


私の声は、届いていたんだね…

そっと手を握ると、微笑んで額に触れた唇。

HS「あっ…ご、ごめん」

NJ「っ!ホソク…タイミング…はぁ」

「ふふっ、どうしたの?ホソク」

HS「あ、王が詳しい事を教えてほしいって」

「…分かった、すぐに行くと伝えてくれる?」

HS「もちろん、ナムジュン。」

NJ「あぁ、俺もだよな。分かってるよ」

HS「じゃあ行ってるね」


ホソクが部屋を出てから、すぐ身なりを整えて

お父様の待つ部屋へと向かった。


「失礼致します…」

扉を開けると、既にミアとユンギは来ていて

その先にお父様とお母様が居る。

私とナムも各々席に着いた所で事の経緯と

詳しい事情を追求される。


父「では、ミアが境界の先へ行こうとしたのだな?
違いはないか、ミア。」

MA「っ、はい…ごめんなさい」

母「どうして…あれ程言って教えたでしょう?」

MA「行った事が無かったから見てみたかったの…」

父「まったく…もう部屋で休んでいなさい」

母「好奇心旺盛なのは良いけど、もうダメよ?」


いつもそう、お父様もお母様もミアには優しい。

姉だからという理由で、なんど我慢してきた事か…

飼っていた鳥もミアが欲しいと泣いて、

洋服も私の着てるものが良いと言ってあげた。

その度に思ってた。私達、同じ歳なのに

どうして私ばかり我慢しないとなの…?

今回も、ミアだからこの程度の話で終わったのね。

そして私にはきっと…


父「そしてA、ナムジュンが作った溝に水を流し
川を作ろうと思う。民を守る為だ。」

YG「っ!」

NJ「そんなっ、王様!Aもまだ戻ったば」

「はい、それがエデンの民の為ならば」

NJ「Aっ!」


休む時間さえ無い…

話は終わり、お父様に抗議するナムを横目に

私は1人、そっと部屋を出た。

…5→←…3



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リウ(プロフ) - 麻央さん» 初めまして(^ ^)お立ち寄りいただきありがとうございます。引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - ゆなさん» 初めまして(^^)たくさん読み返していただき嬉しいです。ありがとうございます。続編も出したのでそちらもぜひ宜しくお願いします(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
麻央(プロフ) - リウさま、初めまして。作品拝見しました。綺麗なタイトルに惹かれ、読み込んでいくうちに、物語の奥行きに圧倒されました。とってもあたたかく、胸が焦がれるような作品ですね。続きを楽しみにさせて頂きます^ ^ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 9d4977984c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - はじめまして!!このお話好きすぎてもう何回も読み返しています!続編楽しみに待ってます! (2020年4月29日 19時) (レス) id: 7b504efb24 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます(^^)楽しんで頂けているようで、私も嬉しく思います。引き続き頑張りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。宜しくお願い致します(^^) (2020年2月21日 2時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リウ | 作成日時:2019年5月28日 6時

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