-ver.sky blue- 3 ページ12
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「え、」
翔「き、気にすんなななって!おおお、お互い頑張ろうなッ!」
「あ、はい。」
顔を真っ青にして体育座りをした彼がそこにいて、Aは何か見てはいけないような物を見た気がしてパッと前に向き直った。
伸之「あの人もビビってるだけだから気にしないで笑」
「ああ、はあ…」
伸之「それよりAちゃん、」
「?」
名を呼ばれ彼の方を見ると、そこには真剣な顔をした伸之がいて。
伸之「ノブくんでしょ?」
「え?あ、あの鈴木さん…」
伸之「ノブくん。」
ニッコリ笑っているくせに、逆らえないような威圧感を見せる。
「…ノブ、くん?」
伸之「はい、よく出来ました」
ふふん、と満足そうな顔をした彼を見てAは思った。
(なんか、剛典に似てる…)
人懐っこい笑顔のくせに 頑固で有無を言わせない感じとか。
剛典は子犬だけど鈴木さ…ノブくんは3歳くらいの大型犬って感じだな。
程なくして6人の演者を乗せたワゴンが走り出す。
天気は晴れ。
スモークガラス越しにもわかる青空に所々雲が浮かんでいて、東京では見れないようなヤシの木の列が、ここは南の島だと全力で主張しているようだった。
*
「わぁ…、」
伸之「窓開ける?」
「はい、!」
暫く車を走らせた先でAが窓の外を見て声を上げる。
伸之が開けてくれた先には、空より深い青をした海が広がっていて 水平線から大きな入道雲が聳え立っていた。
伸之「あー、夏って感じだね」
「はい…」
伸之「Aちゃん今年海行った?」
「メンバーと行きました」
伸之「まじ、水着?」
「はい、人生で初めてビキニを着ました」
伸之「うおー いいなぁ…」
俺もビキニ姿のAちゃんとわちゃわちゃしてえ。と、外の景色に目を輝かせる彼女の横顔を見て思った伸之であった。
ーーーーーーーーーーーーーー
始まりました沖縄編!
あんま沖縄感出せてないやぁ(^O^)←
MAKIDAIさんの登場はもうちょいお待ちください!
そして翔さんが見事にヘタレ…!
がんばります\(^o^)/
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月25日 15時