検索窓
今日:2 hit、昨日:15 hit、合計:3,586,510 hit

-ver.wine red- 6 ページ42

.






広臣「じゃあAこっち持って」

「はい」




レジにて会計を済ませる頃には、一番大きいレジ袋3つ分の食料を買い込んでいた。

広臣はその中から おつまみ中心の一番軽い袋をAに持たせると、自分は飲み物中心の袋を両手に持って店を出た。




広臣「どっか寄るとこある?」

「いえ 大丈夫です。」

広臣「じゃあ帰るか」


「はい…あ、登坂さん、こっちミラー開いてない」

広臣「あーそっちなんか調子悪いんだよね」




修理行かなきゃだめだな。と言うとおもむろに上体をAの方に寄せてきて、助手席側の窓を開けた。




(……、)




突然距離が近くなった広臣の身体に思わず呼吸を弱める。
広臣はそんな彼女の様子に気付くことなく、閉じたままのミラーを手で えいっ と外側へ押した。








ーーさわ、



広臣「…なに触ってんだよ」

「わ、ごめんなさい…」




広臣がミラーを押したときに力が入り張った脇腹の筋肉を 無意識のうちにTシャツの上から指でなぞっていたA。

少しくすぐったかったらしい、体制そのままで訝しげな顔を向けてきた広臣に 低い声でそう言われたAは、慌てて手を引っ込めた。





広臣「そういえばA腹筋フェチなんだっけ」

「ふっき…え?」

広臣「隆二が言ってたけど?俺の脇腹が気になるって」

「……(何で言っちゃうんだよぉ…)」

広臣「で、触ってみてどうだったの」

「どう、って…?」


広臣「興奮した?」


「し、してない!」




フルフルと顔を横に振り全力否定するA。
あまりに必死な彼女の様子に 思わず吹き出すと、上体を運転席の方へ戻した。




広臣「必死すぎ。どっちでも良いよ正直」




口ではそう言ったものの




(どっちでも良いわけねえだろ)



俺が興奮したわ。そう思う広臣であった。



.

-ver.wine red- 7→←-ver.wine red- 5



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (592 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1943人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , LDH , 三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。